【40代からの人生リスタート】無知だった僕を救ってくれた本3選|自己肯定感と
38歳のとき、ふと立ち止まった瞬間に思いました。
「何も持っていない」「何も積み上げてこなかった」――そして、
「自分は、何も知らなかったんだ」と。
それまでの僕は、人生がうまくいかない理由を周囲や環境のせいにしていました。
でも現実は、自分の考え方も知識も浅く、何ひとつ“本質”を理解していなかったのです。
自信がなくて行動できない。
何をすればいいかわからない。
そんな自分を変えたくて、手に取ったのが「本」でした。
本には、誰にも教えてもらえなかった“答え”がありました。
何よりも、「今からでも変われる」と思わせてくれる“希望”があったのです。
この記事では、そんな僕に人生の方向を示してくれた「読んでよかった本3選」をご紹介します。
もし今、あなたが人生に迷っているのなら、きっと参考になるはずです。
📘 第1章|“無知の怖さ”を突きつけられた一冊『バカと無知』
「バカって、どんな人のことだと思いますか?」
僕はずっと、自分は“普通”だと思っていました。
学歴も平均、仕事も一応しているし、常識だってあるつもりだった。
でもそれは、ただの“思い込み”でした。
橘玲さんの『バカと無知』を読んで、僕ははじめて“本当の無知”に気づかされたのです。
●「知らないことを知らない」怖さ
この本が突きつけてきたのは、バカとは“知識がない人”ではなく、
「無知であることに気づいていない人」
だという、非常に鋭い視点でした。
たとえば僕は、自分の常識が正しいと思い込み、
他人の意見や価値観に対して「理解できないから間違っている」と決めつけていた。
でも実は、僕自身の視野が狭く、何も知らなかっただけだったんです。
「自分は知っている」と思い込んでいる人こそ、
いちばん危うい。――その言葉が、僕の心に深く刺さりました。
●この一冊が、すべての“学び直し”の出発点だった
『バカと無知』は、読み進めるうちに何度も恥ずかしさと向き合うことになる本です。
自分の浅はかさや、思い上がり、そして何より“無知であること”の怖さを突きつけられるから。
でもだからこそ、この本を読み終えたとき、僕の中で何かがはっきりと変わった気がしました。
「知らない自分」を認める。そこからすべては始まる。
これが、僕の人生のリスタートの第一歩になったんです。ました。
この一冊が、“人生を学び直す第一歩”になったのです。
📕 第2章|心が不安定な自分を変えた『無敵のメンタル』
「なんで自分だけ、こんなにうまくいかないんだろう」
僕はずっと、そんな思いを抱えて生きてきました。
仕事でも人間関係でも、思うようにいかない。
うまくいっている人を見ては落ち込み、他人と自分を比べては、心がどんどんすり減っていきました。
そんなとき、ふと書店で目にとまったのが、鴨頭嘉人さんの**『無敵のメンタル』**という本でした。
●心は“才能”ではなく、“使い方”を学べるものだった
この本には、目から鱗が落ちるような気づきがたくさんありました。
なかでも僕に刺さったのが、
「感情はコントロールできない。でも、反応の仕方は選べる」
という言葉です。
僕はこれまで、メンタルが強い人は“特別な人”だと思っていました。
でも違ったんです。
心の使い方には“コツ”があり、それは誰でも学べるものだと教えてくれたのがこの本でした。
●行動すれば、心はついてくる
もうひとつ印象的だったのは、
「心が整ったから行動できるんじゃない。行動するから心が整う」
という逆転の発想でした。
僕はいつも、不安だから動けない。自信がないから始められない。
そう思って何もできない日々を送っていた。
でもこの本を読んでから、まずは一歩だけ動いてみようと意識を変えるようにしたんです。
すると、不思議なことに少しずつですが、気持ちが整い、
「やれることからやればいいんだ」と思えるようになりました。
●自分を否定しない心の“土台”を作ってくれた
『無敵のメンタル』は、ただ前向きになるための本ではありません。
弱さや不安を抱えながらでも進んでいいんだよと、そっと背中を押してくれる一冊でした。
この本がなければ、僕はいまだに自信のない自分を責め続け、何も変えられなかったと思います。一歩を踏み出してみるようにしています。
この本がなければ、僕は今でも「動けない自分」のままだったかもしれません。
📗 第3章|人生の主導権を取り戻すための『7つの習慣』
僕はずっと、自分の人生なのに他人に振り回されて生きてきました。
親の期待に応えることが正しいと思い、
職場では空気を読みすぎて本音が言えず、
何かに挑戦する前から「どうせ無理だろう」と諦めていた。
そんな“受け身の人生”を変える大きなきっかけになったのが、
**スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』**という一冊です。
●「主体的であること」がすべての始まりだった
この本の冒頭に登場する「第1の習慣:主体的であること」に、僕は心を撃ち抜かれました。
「何が起きたかより、どう反応するかが人生を決める」
これまでの僕は、うまくいかない理由をすべて“外側”に求めていました。
環境が悪い、上司が理不尽、親が口うるさい…。
でも本当は、そうした出来事にどう反応するかを、自分で選ぶことができるんです。
●自分の“選択”を意識し始めて、行動が変わった
『7つの習慣』を読んでから、僕は少しずつ生活の中に“自分の選択”を取り入れるようにしました。
・朝、何を優先するかを自分で決める
・他人の評価に流されず、自分の価値観を軸に動く
・感情的になったときほど、一呼吸おいて反応を選ぶ
この“意識の転換”だけで、日々のストレスが驚くほど減っていったのです。
●人生を立て直す「地図」を手に入れた感覚
『7つの習慣』は、単なる成功法則ではありません。
それはまるで、人生を自分の手に取り戻すための地図のようでした。
どう生きるか迷っているとき、
何が正しいのか分からないとき、
立ち返るべき“指針”があることの心強さ。
この本を読んだことで、僕はようやく、
“他人の人生”ではなく“自分の人生”を生きる感覚を取り戻せたのです。
まとめ|人生を変えたのは、“1冊の本”からだった
40代で「もう手遅れかもしれない」と思っていた僕に、再出発のきっかけをくれたのは、どれも1冊の本でした。
- 『バカと無知』は、自分の限界を知る勇気をくれた
- 『無敵のメンタル』は、不安な心を支える術を教えてくれた
- 『7つの習慣』は、人生を主体的に生きる力を与えてくれた
どれも、読むだけで人生が変わる魔法の本ではありません。
でも、「変わりたい」と願う人に、確実に希望を与えてくれる本たちです。
もし今、人生に不安や停滞を感じているなら、
読書から始まる人生リスタートを、ぜひ試してみてください。
遅すぎるなんてことは、絶対にありません。