完璧主義で苦しかったボクを救った「3つの思考の切り替え方」
ヒロ完璧主義に悩んでいませんか？
「完璧に仕上げなきゃ意味がない」
「ミスしたら評価が下がる」
「他人にどう思われるかが不安で、行動に移せない」
このような思考にとらわれて、気づけば身動きが取れなくなっている人は少なくありません。
実際、かつての僕もそうでした。
毎日何かに追われているような感覚が抜けず、自分の中の「もっとちゃんとしなきゃ」というプレッシャーに押し潰されそうになっていたのです。
この記事では、そんな完璧主義に苦しんでいた僕が、思考を少しずつ切り替えていった過程をまとめています。
特に効果が大きかった3つのマインドチェンジを実例を交えて紹介しますので、同じような悩みを抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
完璧を求めすぎることが、かえって自分を苦しめているとしたら？
思考を少し変えるだけで、心が軽くなるかもしれません。
【第1章】完璧主義がもたらした“生きづらさ”
僕は昔から、「ちゃんとやること」が当たり前だと思っていました。
いや、当たり前どころか「100点じゃないと意味がない」と信じていたんです。
仕事では、資料を何十回も見直し、わずかなミスも許せませんでした。
自分では「責任感が強い」と思っていたけれど、実際は“失敗することが怖かった”だけだったのかもしれません。
周囲に迷惑をかけたくない。
自分が「できない人間」だと思われたくない。
そんな不安ばかりが頭の中にあって、何かに挑戦するにも、ものすごく勇気が必要でした。
そのせいで、本当はやってみたいことがあっても、「完璧にできる保証がないから」という理由で、何度も挑戦をあきらめてきました。
SNSでさえ投稿ひとつに何十分も悩んでしまう。
文章の言葉選び、句読点の位置、誰かに誤解されないか……。
完璧を目指せば目指すほど、行動が止まる。
そして最終的には「自分って、何をやってもうまくいかないな」と、自己嫌悪のループに陥っていたんです。
【第2章】思考を変えたら、心も行動も軽くなった
完璧主義に苦しむ日々の中で、僕の中に小さな気づきが生まれたのは、とある仕事の現場でした。
全力で準備して挑んだプロジェクトが、直前になって方向性の大幅な変更を余儀なくされ、僕が用意していた資料はほとんど使われなくなったのです。
「せっかく完璧を目指して準備したのに、なんだったんだ……」
そのときは悔しくてたまりませんでしたが、冷静になって振り返ったとき、ふと思ったんです。
「どれだけ完璧に準備しても、結局コントロールできないことってあるんだ」
この気づきが、僕の中の“完璧じゃなきゃダメ”という思い込みにヒビを入れてくれました。
それから少しずつ、自分の考え方を変えていこうと意識するようになりました。
そして特に大きな効果があったのが、次の3つの「思考の切り替え」です。
◆ 思考の切り替え①：「80点でOK」と考えるようにした
以前の僕は、何事にも100点を求めていました。
それが当然で、それ以外は“妥協”だと思っていたんです。
でも、それって単に「自分の基準が異常に高かった」だけだと気づきました。
あるとき、不完全なまま提出した資料が意外と高評価を受けた経験がありました。
自分の中では「まだ仕上がっていない」と不安だったのに、上司や同僚からは「とても見やすい」「よくまとまっている」と言われたんです。
この経験から、「自分が100点だと思うレベル＝他人にとっての120点かもしれない」と考えるようになりました。
それ以来、完璧を目指すよりも「まずは80点を目指して出す」ことに意識を変えました。
もちろん、手を抜くという意味ではありません。
大切なのは、完璧よりも“前に進むこと”。実際、行動できる回数が圧倒的に増え、成果も出やすくなったと感じています。
◆ 思考の切り替え②：「失敗＝成長」と捉えるようになった
以前の僕は、失敗することが怖くてたまりませんでした。
「一度ミスしたら信頼を失う」
「できないやつだと思われたら終わり」
そんな思考が常にあったので、挑戦すること自体を避けていたんです。
でも、ある先輩の言葉が、僕の中で大きな転換点になりました。
「失敗は“データ”。成功の材料になるから、早く失敗した方がいい」
この言葉を聞いたとき、「あ、なるほど」と腑に落ちた感覚がありました。
確かに、失敗から得た学びって、あとになってめちゃくちゃ活きてくる。
むしろ何も失敗せずに来た人よりも、“失敗をどう活かしたか”のほうが重要なんですよね。
それからは、行動すること自体に意味があると考えられるようになり、「失敗＝悪いこと」という固定観念から少しずつ自由になれました。
◆ 思考の切り替え③：「他人の評価」より「自分の納得」を大事にする
完璧主義の背景には、他人からどう見られるかを気にしすぎる自分がいました。
「こんなことをしたら嫌われるかも」
「変なやつだと思われたらどうしよう」
そんな思いが常にあり、自分の行動にブレーキをかけていたんです。
でも、その結果、本当はやりたかったことすらできなくなっていました。
そこで思考を切り替えました。
「他人の目より、自分が納得できるかどうかを基準にしよう」と。
もちろん、社会の中で生きている以上、周囲への配慮は必要です。
でも、自分を押し殺してまで他人の期待に応え続けるのは、心の健康を削るだけです。
少しずつ「自分がやりたいからやる」「これは自分にとって必要だから選ぶ」といった行動が増えていき、気づけば人間関係まで楽になっていました。
完璧を目指して立ち止まるより、不完全でも動くことの方が、はるかに人生を前に進めてくれます。
次章では、そんな変化を経た僕が、どんな風に生き方を変えていったのかをお伝えします。
【第3章】完璧じゃなくても、自分らしく生きられる
3つの思考を切り替えてみて、僕の中で大きく変わったのは「行動のハードルが下がったこと」でした。
以前は、「やるからには100点を目指さないと」と気合を入れすぎて、準備ばかりして行動が遅れることが多かったです。
でも今は、「まずは動いてみて、足りなければ途中で修正すればいい」と考えられるようになりました。
このマインドの変化によって、挑戦できる機会が格段に増えました。
もちろん、ミスや失敗は今でもあります。
でも、「その都度見直して改善すればいい」と思えるようになったことで、落ち込む時間も激減しました。
以前のように、1つの失敗を何日も引きずるようなことはなくなったんです。
それに、不思議なことに“完璧であろうとしない自分”のほうが、周囲からも自然に受け入れられることが増えました。
無理に良い人を演じたり、できるフリをしなくなったことで、他人との関係もラクになったんです。
「自然体って意外と好かれるものなんだな」と、今では実感しています。
【まとめ】完璧を手放したら、人生が軽くなった
完璧主義だった頃の僕は、「100点じゃなきゃ意味がない」と思い込んでいました。
でも、それは自分で自分を苦しめる思考だったんです。
思考を少し変えるだけで、世界の見え方はガラリと変わります。
僕自身、次の3つの切り替えを意識するようになってから、心が驚くほど軽くなりました。
- 80点でOKという考え方
- 失敗は成長のチャンスと捉えること
- 他人の評価より、自分の納得を大切にすること
もしあなたも、「ちゃんとしなきゃ」「完璧じゃなきゃ」と自分を追い詰めているのなら、一度立ち止まって考えてみてください。
完璧じゃなくて、大丈夫です。
行動しながら軌道修正していけば、結果は必ずついてきます。
むしろ、“不完全なままでも動ける人”の方が、結果を出しやすい時代になってきていると感じます。
完璧主義を手放すことで、自分らしさが見えてくる。
そんな経験を、ぜひあなたにも味わってほしいと思っています。
あなたへ
「完璧主義をやめたい」「もっとラクに生きたい」と感じている方へ。
今回の記事が、少しでもあなたの気持ちを軽くするきっかけになれば幸いです。
どんな自分も否定しなくていい。
不完全なままでも、人生はちゃんと進んでいきます。
