人生失敗ばかり…40代から再出発するために大切な3つの考え方

「気づけば、何も残っていなかった」

これは、40歳を迎えたときに、ふと頭に浮かんだボク自身の正直な感想でした。

20代、30代と、がむしゃらに働き、時には無理をして頑張ってきたつもりでしたが、気づけば結婚もしていない、貯金もほとんどない、キャリアらしいキャリアもない。

周囲を見れば、同世代の友人たちはみんな、それぞれの道をしっかり歩んでいるように見えました。
家庭を築き、マイホームを購入し、会社での立場も安定している。

親戚の多くは、大手企業に勤めていたり、公務員として着実にキャリアを積み上げています。
ボクの兄は弁護士として東京のタワーマンションに住み、世間的に見ても「成功者」といえる存在です。

そんな中で、ボクはといえば……会社を辞め、無職となり、心身ともに疲れ果てて、これからどう生きていこうかと悩む毎日。

一時期はうつ病も経験し、現実から逃げるように酒やギャンブルに依存していた時期もありました。
それでも、「自分を変えたい」「このまま終わりたくない」という気持ちだけは消えずに、今こうしてフリーランスとして新たな一歩を踏み出したところです。

正直、今でも「失敗だらけの人生だったな」と思うことはあります。
でも同時に、「あのときの失敗があったからこそ、今の自分がある」と思える瞬間も増えてきました。

この記事では、そんなボク自身の失敗経験をもとに、40代から人生を再出発したい人に向けて、人生を前向きに変えるための3つの考え方をお伝えしていきます。

もし今、人生に迷いがあったり、過去の失敗で立ち止まっている方がいたら、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

失敗には価値がある。大切なのは“失敗の仕方”

私たちは子どものころから、「失敗しないように」「間違えないように」と教えられて育ってきました。

テストで点数を落とすと怒られ、仕事でミスをすれば評価が下がる。
そんな環境の中で、多くの人が自然と「失敗=悪いこと」という意識を持つようになります。

だからこそ、大人になってからも失敗を恐れてしまうし、
「うまくいかない自分はダメなんだ」「もう取り返しがつかない」と自分を責めてしまいがちです。

しかし、人生を長く生きてきて強く感じることがあります。
それは、「失敗そのものが悪いのではなく、失敗との向き合い方が人生を決める」ということです。

40代という節目に差し掛かり、たくさんの失敗をしてきたボクだからこそ断言できます。
失敗には、確かに価値がある。
むしろ、うまくいかなかった経験こそが、これからの人生にとって最大の学びになる可能性すらあるのです。

ここでは、ボク自身の失敗談を交えながら、「価値ある失敗とは何か」「どうすれば失敗を次につなげられるのか」について掘り下げてお話していきます。

本気で挑戦した失敗には価値がある

ボクはこれまでに、いくつもの失敗を経験してきました。
正直に言うと、思い出すだけで恥ずかしくなるようなことばかりです。

たとえば――

  • 臆病な性格が原因で、恋愛で大切な人との関係を築けなかった
  • 職場でのストレスとパワハラによって、心が折れ、うつ病になった
  • 現実逃避から酒やギャンブルにのめり込み、借金と人間関係の崩壊を招いた
  • ネットビジネスで楽して稼ごうとして、高額な情報商材に騙された
  • 自分は会社に貢献していると勘違いし、実際は周囲から嫌われていた

これらの失敗は、どれも精神的なダメージが大きく、「もう立ち直れない」と感じたこともあります。

でも、そんな状態から少しずつ回復していく過程で気づいたことがあります。

それは、本気で何かに向き合った末の失敗には、かけがえのない学びが詰まっているということです。

なぜなら、本気で挑戦して失敗したとき、人は必ず「なぜ失敗したのか」を考えるからです。
苦しみや後悔の中で、自分と向き合い、自分の弱さや甘さに気づくチャンスが訪れます。

逆に、適当に取り組んで、やる気も熱意もないまま失敗した場合はどうでしょうか?
きっと「まあ、仕方ない」で終わってしまい、そこから何も学べないでしょう。

つまり、失敗には2種類あるのです。

  1. 価値ある失敗:本気で挑んだ末の失敗。次に活かせる。
  2. 無意味な失敗:いい加減な姿勢で失敗し、反省もなく繰り返す。

あなたが今、どんな失敗を経験しているとしても、そこに「本気」があったなら、必ず意味があります。

そして、その失敗こそが、これからの人生を変える“ヒント”になるはずです。

失敗の原因を分析し、改善に活かす方法とは?

「失敗には価値がある」と頭ではわかっていても、実際に失敗した直後は心が折れそうになりますよね。

「何がいけなかったんだろう?」
「自分は本当にダメな人間なんじゃないか?」
「もう立ち直れないかもしれない……」

そんなふうに、強く落ち込んでしまう人も少なくないと思います。
実際、ボクもその1人でした。とくに精神的に辛い時期には、自己否定ばかりが頭の中を支配していました。

しかし、ある時ふと思ったのです。

「こんなに落ち込んでいるということは、それだけ本気でやっていたということだ。
だったら、今回の失敗にはきっと“原因”があるはずだ」

この視点に切り替えたことで、ボクの人生は大きく変わり始めました。

失敗は単なる「結果」ではなく、「改善のヒントが詰まった素材」だったのです。

失敗の原因はこの4つに集約される

失敗をただ悔やむだけではもったいないです。
本当に大切なのは、その原因を分析し、次に活かせる形に変えること。

ボク自身、何度も失敗を繰り返す中で気づいたのは、ほとんどの失敗は4つのパターンのどれかに当てはまるということでした。

① 行動力不足:動かなければ、何も変わらない

「やりたい」と口では言っていても、実際にはほとんど行動していなかった――。
こうしたパターンは意外と多いです。

成功には“思い”だけでなく“量”が必要です。
どれだけ立派な目標を掲げても、行動が伴わなければ成果は出ません。

ボクも「変わりたい」と言いながら、実際には現状維持に甘んじていた時期が長くありました。

② 情報不足:知らないまま挑戦しても、うまくいかない

間違った情報や古い知識のまま行動しても、的外れな努力になってしまいます。

たとえば、ネットビジネスで成功したいと思っても、正しい手順や仕組みを知らずに始めると、高額商材に騙されたり、成果が出ずに挫折してしまいます。

情報を正しく選ぶ力、見極める目を持つことがとても大切です。

③ 傲慢・慢心:自分ならできると思い込み、努力を怠る

過去に少し成果を出した経験があると、「自分は他の人とは違う」と思い込んでしまうことがあります。

この“天狗状態”に陥ると、周囲のアドバイスを聞かず、必要な準備や努力を怠ってしまいます。

かつてのボクがまさにそうでした。「まあ、自分なら大丈夫」と思って動いた結果、失敗して痛い目を見ました。

④ 臆病さ:行動したいのに、怖くて踏み出せない

やりたい気持ちはあるのに、「失敗したらどうしよう」と不安が先立ってしまい、最後の一歩が踏み出せない。

これも多くの人が陥る落とし穴です。

ボクもそうでした。頭の中では何度も行動計画を立てていたのに、怖くて動けず、時間だけが過ぎていく日々。
「挑戦しなかったこと」が、結果的に最大の失敗になってしまったのです。

失敗をただ悔やむだけではもったいないです。
本当に大切なのは、その原因を分析し、次に活かせる形に変えること。

ボク自身、何度も失敗を繰り返す中で気づいたのは、ほとんどの失敗は4つのパターンのどれかに当てはまるということでした。


① 行動力不足:動かなければ、何も変わらない

「やりたい」と口では言っていても、実際にはほとんど行動していなかった――。
こうしたパターンは意外と多いです。

成功には“思い”だけでなく“量”が必要です。
どれだけ立派な目標を掲げても、行動が伴わなければ成果は出ません。

ボクも「変わりたい」と言いながら、実際には現状維持に甘んじていた時期が長くありました。


② 情報不足:知らないまま挑戦しても、うまくいかない

間違った情報や古い知識のまま行動しても、的外れな努力になってしまいます。

たとえば、ネットビジネスで成功したいと思っても、正しい手順や仕組みを知らずに始めると、高額商材に騙されたり、成果が出ずに挫折してしまいます。

情報を正しく選ぶ力、見極める目を持つことがとても大切です。


③ 傲慢・慢心:自分ならできると思い込み、努力を怠る

過去に少し成果を出した経験があると、「自分は他の人とは違う」と思い込んでしまうことがあります。

この“天狗状態”に陥ると、周囲のアドバイスを聞かず、必要な準備や努力を怠ってしまいます。

かつてのボクがまさにそうでした。「まあ、自分なら大丈夫」と思って動いた結果、失敗して痛い目を見ました。


④ 臆病さ:行動したいのに、怖くて踏み出せない

やりたい気持ちはあるのに、「失敗したらどうしよう」と不安が先立ってしまい、最後の一歩が踏み出せない。

これも多くの人が陥る落とし穴です。

ボクもそうでした。頭の中では何度も行動計画を立てていたのに、怖くて動けず、時間だけが過ぎていく日々。
「挑戦しなかったこと」が、結果的に最大の失敗になってしまったのです。

◆まずは“自分の失敗がどのタイプか”を見極めよう

このように、失敗の原因をタイプ別に整理することで、自分に足りないものが明確になっていきます。

  • 動いていないのか?
  • 知識が不足しているのか?
  • 慢心していたのか?
  • 怖くて踏み出せなかったのか?

原因がはっきりすれば、次の対策も立てやすくなります。

つまり、失敗は“やり直すための材料”であり、冷静に分析することで、必ず次のチャンスにつながるのです。

失敗を受け入れ、自分の弱さを認めたことで人生が動き出した

失敗の原因を冷静に分析できるようになると、もうひとつ乗り越えなければならない壁が現れます。
それは、「自分の弱さを認めること」です。

このステップは、簡単そうでいて、実はとても難しい。

人は誰しも、自分を“正しく”見ていたいものです。
「自分はまだやれる」「間違っていない」「本当はうまくいくはずだった」と、自分をかばいたくなる気持ちがあるのは当然です。

でも、本当に人生を変えたいなら、自分の過ちや未熟さと正面から向き合う勇気が必要です。

そして、ボクにとってその瞬間が訪れたのは、何度目かの失敗を経験し、どん底にいたときでした。

過去のボクは、“天狗でだらしない人間”だった

フリーランスになる以前、ボクは何度も自己啓発本を読んだり、成功者のセミナーに参加したりして、「自分もやればできる」と信じていました。

でも、実際には……

  • どこかで「自分なら特別だ」と思っていた
  • 他人の言葉を鵜呑みにして、自分の頭で考えることを放棄していた
  • 「やればできる」と言いつつ、実際にはほとんど動いていなかった

正直に言えば、ボクは根拠のない自信を持った、だらしない人間だったのです。

特に思い出すのが、高額な情報商材を購入して失敗した経験です。
「この教材を買えば稼げるようになる」と安易に信じ、50万円を支払いましたが、結果は散々でした。

当然、成果が出るはずもなく、気づけばお金も時間も失い、精神的にもボロボロに。

そのとき、ようやく思ったんです。

「ボクは、自分を過信していた。
正直、バカだったんだ……」

この“自分の愚かさ”を認めるまでには、かなりの時間がかかりました。
でも、受け入れてしまえば、不思議と心が少し軽くなったのです。

「失敗する自分」を前提にして生きると、考え方が変わる

自分がバカで、だらしなくて、過信しやすくて、他人をすぐ信じてしまう――。
そういう“人間的な欠点”を受け入れてから、ボクの行動にも変化が現れました。

  • 「成功するのは簡単じゃない」と前提を持って準備するようになった
  • 「この人はなぜこう言ったんだろう?」と、裏の意味を考える癖がついた
  • 自分を律するために、生活習慣を少しずつ改善していった

このように、“弱い自分を認めた”ことで、現実を正しく見られるようになったのです。

そして何より、失敗を前提に生きることで、失敗を恐れなくなりました。

「どうせまた失敗するかもしれない。でも、そのときはまた考え直せばいい」
そう思えるようになってから、フリーランスとしての活動も、少しずつ安定してきました。

「自分はバカかもしれない」からが、本当のスタート

自分の弱さに気づき、認めることは恥ずかしいことではありません。

むしろ、それができる人こそ、本当の意味で“強い人間”だと、今では思えるようになりました。

人は誰しも完璧ではないし、人生には想定外のことがいくつも起こります。
だからこそ、「失敗するかもしれない自分」を前提に、慎重に、丁寧に生きることが大切なのです。

そしてそれは、決して後ろ向きな考え方ではありません。

“弱さを受け入れる”という行為こそ、人生を変える最初の一歩なのです。

まとめ:人生を変えられた理由

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

40代になって、ようやく気づいたことがあります。
それは、人生は「うまくいかないこと」の連続であり、それが当たり前なんだということです。

若い頃は、「失敗しないように」「正解を選ばなきゃ」と、常に答えを求めていました。
でも、そんなふうに生きていても、思い通りにいかないことのほうが圧倒的に多かったのが現実です。

だからこそ、今はこう考えるようになりました。

「失敗してもいい。それをどう受け止めて、どう次に活かすかが大事なんだ」と。

ボクは過去に、数え切れないほどの失敗をしました。
恋愛もうまくいかず、仕事でも評価されず、メンタルを壊し、借金を抱え、人間関係もダメになりました。
楽に稼げると思って買った情報商材に騙されて、大金を失ったこともあります。

でも、それらすべての失敗があったからこそ、今の自分がある。
そして、40歳の今の行動が、これからの自分を育てていくんだと、ようやく実感できるようになったのです。

失敗は怖い。でも、その先にしか“本当の成長”はない

失敗って、本当に怖いです。
お金を失う、信用を失う、自信を失う。
何より、「もう立ち直れないんじゃないか」という不安に襲われることもあります。

でも、その怖さの奥には、自分と向き合い、人生を変えるチャンスが隠れています。

大切なのは、失敗のあとにどう考えるか、どう行動するか。
「もうダメだ」と投げ出すのではなく、「次は同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と少しでも前向きに考えること。

たったそれだけの違いが、人生をやり直すかどうかの分かれ道になるのだと思います。

一人で抱え込まないで。学び方はいくらでもある

とはいえ、失敗の渦中にいるときは、なかなか冷静になれないものです。

ボクも、誰かに相談したくても、信頼できる人が近くにいなかった。
だから、本から学びました。
成功者の本、哲学の本、ビジネス書、自己啓発書……。どんな本でも、自分の心に刺さる一言があれば、それが道しるべになりました。

人によっては、信頼できる友人や、メンターに頼るのもいいと思います。
「失敗の経験を自分だけで抱え込まないこと」も、立ち直るための大切な第一歩です。

荒波のような日々を越えた先に、きっと“自分だけの答え”がある

今、あなたが「人生がうまくいかない」と悩んでいるとしたら、
それはまだ人生の途中だからこそ感じている“通過点”なのかもしれません。

人生は長い航海のようなものです。
波にのまれ、嵐に迷いながら、それでも船を動かしていれば、必ず新しい景色に出会えるはずです。

そして、その船が沈まない限り、人生はいつでもやり直せる。

ボク自身、40歳になってからようやく再スタートを切ることができました。
だからあなたも、何歳からでも、どんな状況からでも、再出発できます。

失敗を恐れず、一歩ずつ。
それが、人生を取り戻すための本当の近道です。

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