🧭この記事を読むと分かること
- 信頼してはいけない人の共通点が分かる
→ 一見優しいけれど、裏で利用してくる“フレネミー”の正体を理解できます。 - 本当に信頼できる人の見分け方が分かる
→ 感謝・謝罪・誠実さなど、人間関係を長く続けられる人の特徴を学べます。 - 自分を守りながら人と関わる方法が分かる
→ 「与える優しさ」と「無理をしない距離感」のバランスを取れるようになります。
人に優しくしているのに、なぜか報われない。
「いい人」でいたいだけなのに、気づけば利用されて疲れてしまう——。
この記事では、ボク自身の実体験をもとに、“信頼してはいけない人”の特徴と、信頼できる人を見極める方法を紹介します。
読み終えるころには、「人間関係で損をしない考え方」と「自分を守る優しさの使い方」がきっと見えてくるはずです。
「なんでボクばっかり…」
気づけば、人の頼みごとを断れず、仕事でも私生活でも疲れ切ってしまう。
あなたも、そんな経験はありませんか?
人に優しくしているのに、なぜか報われない。
「いい人」でいたいと思って行動しているのに、なぜか利用されて終わる。
気づけば、信頼していた相手に裏切られたり、損な役回りばかり引き受けていたりする。
ボク自身、まさにそんな“いい人タイプ”でした。
でもある出来事をきっかけに気づいたんです。
「信頼してはいけない人」を見抜けないまま人と関わると、自分がどんどん削られていくということに。
「信頼できる人」と「できない人」を見分ける力は、人生を守る力でもあります。
この記事では、ボクの実体験を交えながら、“いい人”が損をしないための人間関係の見極め方をお話しします。
✅信頼してはいけない人の特徴
ボクが“信頼”について深く考えるきっかけになったのは、アルバイトでデーラーの事務員をしていた頃のことでした。
当時、正社員の仕事があまりにも雑で、書類のミスや引き継ぎの漏れが多く、現場が混乱していました。
「会社のためになるなら」と思って、ボクはその人の仕事を手伝うようになりました。最初は感謝され、頼りにされている気がして嬉しかったんです。
でも、それはテイカータイプの人間の“罠”でした。
次第に彼は、ボクにどんどん仕事を押し付けるようになり、自分は楽をするようになっていきました。
「助け合い」ではなく、「利用」されていたんです。
しまいには、休日でも連絡が来るようになり、休日明けには予定が勝手に変えられていたり、ボクが準備した仕事がなかったことにされたり…。
その時、ハッキリと感じました。
「この人はボクのことを仲間ではなく、“都合のいい存在”として見ているんだ」と。
⚠️信頼してはいけない人の特徴
この経験から分かったのは、信頼してはいけない人は“一見いい人”に見えることが多いということです。
でも、その優しさの裏には「自分の得を優先する意図」が隠れています。
具体的には、こんな特徴があります。
- 言葉では優しいが、行動が伴っていない
→ 「助けるよ」「ありがとう」と言いつつ、実際は自分が得するように動く。 - 責任を取らない・言い訳が多い
→ トラブルが起きると「自分は知らない」「そっちが悪い」と逃げる。 - 嘘やごまかしが多い
→ 小さな約束を平気で破る人は、信頼のベースが崩れています。 - フレネミー(友達のふりをした敵)タイプ
→ 表向きは仲良くしながら、裏では悪口を言ったり、自分を引きずり下ろそうとする。
こうした人たちは、あなたの「優しさ」や「責任感」につけ込みます。
ギバー(与えるタイプ)ほどターゲットにされやすい。
なぜなら、彼らは“与える人”を利用すれば、努力せずに成果を得られるからです。
ボク自身、この経験を通じてようやく気づきました。
「人を信じること」と「人に利用されること」はまったく違うということに。
次の章では、逆に「信頼できる人の特徴」について、
ボクが実際に出会った“本当に誠実な人たち”の共通点をお話しします。
✅信頼できる人の共通点
人間関係に疲れたとき、つい「誰も信じられない」と思ってしまうことがあります。
ボクもそうでした。
テイカータイプの人に何度も利用され、心のどこかで「もう誰も信じたくない」と感じた時期がありました。
でも、そんな中で気づかされたんです。
「信頼できる人は、ちゃんと存在する」ということに。
それは、ボクのダメなところをちゃんと指摘してくれた人たちでした。
耳が痛いことでも、真剣に叱ってくれる。
その言葉の奥には、“本気でボクを良くしたい”という想いがあった。
「お前、最近ちょっと無理しすぎだぞ」
「そんなに抱え込むな」
そんな一言に、何度救われたか分かりません。
本当に信頼できる人は、優しさと厳しさのバランスを持っているんです。
🌱信頼できる人の共通点
ボクがこれまでの経験から感じた「信頼できる人」には、次のような特徴がありました。
- 感謝・お礼・謝罪が自然にできる人
→「ありがとう」「ごめんね」をきちんと伝えられる人は、誠実な人です。 - 裏表がない人
→人によって態度を変えない。誰に対しても同じ姿勢で接する。 - 損得よりも“信頼”を重視する人
→目先の利益よりも、人との関係を長く続けたいと考えている。 - 相手の成長を願える人
→相手のミスを責めるのではなく、「良くなってほしい」と本気で思っている。
🤝本当に信頼できる関係とは
信頼できる人との関係は、決して「楽」ではありません。
ときには意見がぶつかることもあります。
でも、それは“正直に向き合えている証拠”なんです。
相手を傷つけないように、無難に付き合う関係は、
一見平和でも、実はとても浅い。
本音でぶつかれる関係こそ、信頼の土台になります。
ボクは今でも、そんな人たちとの関係を大切にしています。
一緒に過ごしていて心が軽くなる人、話した後に「よし、頑張ろう」と思える人。
そういう人こそが、本当の意味で信頼できる人なんです。
次の章では、あなた自身がどんなタイプの人間なのかを知ることで、
“人間関係のトラブルを防ぐヒント”をお伝えします。
ギバー・テイカー・マッチャー
それぞれの違いを理解すると、信頼できる人間関係の築き方が見えてきます。
✅自分のタイプを知る(ギバー・テイカー・マッチャー)
人間関係のトラブルを避けるために一番大切なのは、
「相手を見抜くこと」よりも、まず自分のタイプを知ることです。
なぜなら、自分がどんな行動パターンを取っているかによって、
惹かれる人も、利用される相手も変わってくるからです。
🧩3つのタイプとは?
心理学の世界では、人の「与え方」を3つのタイプに分ける考え方があります。
- テイカー(Taker):奪う人
→ 自分の利益を最優先し、他人を利用してでも得をしようとするタイプ。
「自分さえ良ければいい」という思考が強い。 - マッチャー(Matcher):バランスを取る人
→ 「もらった分だけ返す」タイプ。公平さを大切にし、関係を保とうとする。 - ギバー(Giver):与える人
→ 相手のために行動できるタイプ。思いやりが強く、感謝や信頼を軸に動く。
ボク自身はこの中で「ギバータイプ」です。
誰かが困っていると放っておけず、つい自分の時間や労力を削ってでも助けてしまう。
その結果、テイカータイプの人に利用されたことも多々ありました。
でも最近になってようやく気づきました。
ギバーには、2種類のタイプがいるんです。
🌱2種類のギバー:自己犠牲型と他者志向型
- 自己犠牲型ギバー
→ 自分を犠牲にしてまで他人を助けるタイプ。
「断るのが申し訳ない」「嫌われたくない」と思い、どんどん疲弊していく。 - 他者志向型ギバー
→ 相手を思いやりながらも、自分を大切にできるタイプ。
「無理しない範囲で助けよう」という線引きができている。
ボクがアルバイト時代にテイカーに利用されたのは、まさに自己犠牲型ギバーだったからです。
「会社のために」と自分をすり減らしていた結果、
相手の“ずるさ”に気づくのが遅れてしまいました。
でも今は違います。
相手のためを思うことと、自分を犠牲にすることは違う。
本当に信頼できる人間関係は、「自分を大切にできる人」同士でしか築けないと分かりました。
🔍自己分析してみよう
あなたは次のうち、どのタイプに一番近いですか?
- 人の頼みを断れず、つい抱え込みがち → 自己犠牲型ギバー
- ちゃんと自分の時間も守りながら人を助けられる → 他者志向型ギバー
- 損得で動くことが多い → マッチャーややテイカー寄り
まずは「自分がどんなパターンで人と関わっているか」を知ることが、
信頼関係を築く第一歩です。
次の章では、ギバーが陥りやすい落とし穴
「自己犠牲型ギバーにならないための考え方」をお話しします。
「優しさ」と「無理をしない」のバランスを取る方法を具体的に紹介します。
✅自己犠牲型ギバーにならないために
ギバー(与える人)であることは、決して悪いことではありません。
むしろ、人に優しくできるというのは大きな強みです。
でも、ボクはその“優しさ”の使い方を間違えていました。
「相手のために」と思って頑張りすぎてしまい、
いつの間にか、自分の時間も気力も失っていたんです。
💧優しさが「疲れ」に変わる瞬間
たとえば、頼まれた仕事を断れない。
人の相談に何時間も付き合ってしまう。
相手の機嫌を損ねないように、自分の気持ちを押し殺す。
そんな日々を続けていると、気づかないうちに心がすり減っていきます。
本当は嫌なのに「大丈夫」と言ってしまう。
それは優しさではなく、自己犠牲です。
ボクも同じでした。
「相手の役に立てればいい」と思っていたのに、
いつの間にか「相手の期待に応えないと嫌われる」というプレッシャーに変わっていた。
優しさが“義務”になった瞬間、人は苦しくなるんです。
🛡自分を守ることは「わがまま」ではない
自己犠牲型ギバーの人ほど、「断ること」に罪悪感を持っています。
でも実は、「NO」と言える人ほど信頼されます。
なぜなら、自分を大切にできる人は、他人の境界も尊重できるからです。
つまり、本当の優しさは“無理をしない”ところから始まるんです。
「自分を大切にする=人を見捨てる」ではありません。
むしろ、自分を守れる人のほうが、長く人を支えることができる。
たとえば、疲れた時は「今日は無理」と伝える勇気を持つ。
自分が満たされていないときは、誰かを助ける前に少し休む。
それが、ギバーとして成長するための第一歩です。
🌿他者志向型ギバーへのシフト
ボクが今意識しているのは、“自分を犠牲にしないギバー”でいることです。
- 無理をしない範囲で助ける
- 見返りを求めないけど、感謝のない関係は続けない
- 相手を変えようとせず、自分の行動で示す
この3つを心がけるようになってから、人間関係が驚くほど楽になりました。
そして、本当に信頼できる人だけが残ったんです。
💬ボクから伝えたいこと
「いい人」でいることは悪くありません。
でも、「いい人のまま疲れてしまう生き方」は、もうやめていいんです。
あなたの優しさは、誰かのためだけじゃなく、
あなた自身を幸せにするためにも使っていい。
人を大切にしながら、自分も大切にする。
それが、これからの時代に必要な“信頼の形”だとボクは思います。
✅最後に
人間関係の悩みの多くは、
「誰を信じるか」「どこまで踏み込むか」が分からないことから生まれます。
でも、これまでお話ししてきたように、
信頼できる人とできない人には、はっきりとした違いがあります。
信頼してはいけない人は、あなたの優しさを利用しようとします。
一方で、本当に信頼できる人は、あなたのことを想い、
ときには厳しく、誠実に向き合ってくれる人です。
🌱これからの人間関係で大切にしてほしい3つのこと
- 優しさを使う相手を選ぶこと
→ 誰にでも与える必要はありません。感謝し合える関係に優しさを使いましょう。 - 自分を犠牲にしないこと
→ 無理をしてまで与えると、やがて心がすり減ります。まず自分を整えることが大切です。 - “信頼”は相手に求めるものではなく、育てていくもの
→ 一度で見抜けなくても大丈夫。誠実な関係は時間をかけて築かれます。
ボクも昔は「いい人でいよう」と無理をしていました。
でも今は、“いい人”よりも“誠実な人”でいたいと思っています。
誠実な人とは、他人に優しく、自分にも正直でいられる人。
そんな人と出会い、そんな自分でいられることが、
人生の中で一番の財産になると信じています。
「信頼できる人」との出会いは、あなたの生き方を変えます。
人間関係に疲れたときは、少し立ち止まって“自分を大切にする優しさ”を思い出してください。
あなたが無理をせず、安心して笑える関係だけを残していけるように、この記事が、そんなきっかけになれば嬉しいです。
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