【40歳無職のリアル】会社を辞めた僕が不安を乗り越えて選んだ“自分の人生”の歩き方
38歳の頃の僕は、昼はディーラーで事務のアルバイト、夜はお世話になっていた居酒屋で接客。
ダブルワークで何とか生活をつなぐ毎日でした。
やりがいが全くなかったわけではありません。
居酒屋では人との関わりがあり、事務の仕事も覚えればこなせる。
でも、ふと立ち止まったときに心に浮かぶのは、こんな言葉でした。
「このまま40代に突入しても大丈夫なのか?」
同世代の友人は、正社員として安定した仕事に就き、家庭を持ち、マイホームを建てている人も多い。
そんな彼らと比べてしまい、「自分だけ社会から取り残されている」ような焦りが募っていきました。
そんなとき、父から紹介されたのが、地元のモータースでの正社員の仕事でした。
営業職としての勤務で、仕事内容も今までの経験と大きくは離れていない。
何より“正社員”という響きに、僕は強く惹かれました。
「正社員になれば、周りと同じように自信を持てるかもしれない」
その一心で、僕は居酒屋も事務も辞め、その会社で働くことを選びました。
ようやく世間のレールに乗れたような、そんな気持ちだったのを覚えています。
でも現実は、僕の理想とは大きくかけ離れていました——。
40代でも人生をやり直せるか悩んでいる人へ、
何か一つでもヒントになれば嬉しいです。
入社した職場で感じた違和感と絶望
正社員として新たな一歩を踏み出した僕は、「これでようやく安心できる」と思っていました。
けれどその期待は、わずか数ヶ月で打ち砕かれることになります。
新しく入社した地元のモータースは、社員が十数名の小さな会社。
アットホームさを感じる場面もありましたが、その裏には独特の“空気”が漂っていました。
まず感じたのは、上司や経営者との距離の近さが、良い意味ではなく、馴れ合いと支配になっているということ。
社員の前で大声で怒鳴る、ミスを責め立てる、人前でプライドを傷つける——そんな言動が日常的に行われていたんです。
そして極めつけは、80歳を超える高齢の社長。
時代の変化にまったくついてこれておらず、経営判断も感情的。
社員が忙しく働くなかで、社長はパソコンでソリティアに没頭している。
それを見て、「この会社には未来がない」と直感しました。
社員の離職も止まりませんでした。
12人いた従業員はどんどん辞めていき、9人に。
仕事量は増えるのにサポートはなく、業務はパンク寸前。
そんな中、ある日、僕は経験のない業務を突然任されました。
「できないかもしれません」と伝えると、返ってきた言葉はこうでした。
「じゃあ辞めてくれ」
これが、決定打でした。
会社に将来性がないこと、改善の兆しもないこと、
何より「ここにいても、自分の人生は前に進まない」と強く思い、僕は退職を決意します。
でも、仕事を辞めるという選択が、また新たな不安を連れてくることになるとは——
このときの僕にはまだ、知る由もありませんでした。
40歳で無職に。押し寄せる不安と孤独
退職を決め、有給休暇の消化が始まった瞬間。
やっと解放されたはずなのに、心に広がったのは「安堵」ではなく「不安」でした。
「これから、どうやって生きていけばいいんだろう」
「もう40歳なのに、無職だなんて……」
そんな言葉が、毎朝、目覚めるたびに胸に押し寄せてきました。
会社という“肩書き”を失った途端、自分には何の価値もないように感じたんです。
実家暮らしで、両親のすねをかじっている情けなさ。
周囲からどう見られているかを気にして、外に出るのも億劫になる日もありました。
それでも、どこかで気づいていました。
あのまま会社に残っていたら、
10年後、もっと大きな後悔をしていたかもしれないことに。
正社員という肩書きがあっても、毎日が不安とストレスに覆われていた。
あの環境に戻ることは、自分の心をすり減らすことと引き換えでした。
だから僕は、その時間を使って、徹底的に「自分」と向き合うことにしたんです。
逃げ出したくなるような孤独も、将来の見えない不安も、
他人の評価を気にして身動きが取れなくなる自分も、すべて認めるところから始めました。
この“空白の時間”は、ある意味で、人生のリセットボタンだったのかもしれません。
次は、
H2:本当の自分を取り戻す“覚悟”
に進めてよろしいでしょうか?
あなた:
はい
ChatGPT:
ありがとうございます。それでは続けて、
H2:本当の自分を取り戻す“覚悟”
のブログ用リライト本文をお届けします。
本当の自分を取り戻す“覚悟”
無職になってからの毎日は、時間だけはたっぷりあるのに、心がまったく落ち着きませんでした。
誰にも必要とされていないような気がして、自信も誇りも失っていたからです。
そんなある日、ふと自分に問いかけました。
「今まで、誰のために生きてきたんだろう?」
振り返れば、僕の人生は“他人の期待”に応えることが中心でした。
父親の紹介で入社した会社もそうです。
「恩を感じている相手の知り合いだから」と、理不尽な対応にも黙って耐えました。
だけど、それが積もり積もって、心が壊れかけていた。
そして気づいたんです。
「もう、他人の人生を生きるのはやめよう」
そこから、少しずつ自分の中で“覚悟”が芽生えていきました。
たとえ失敗しても、自分で選んだ道なら納得できる。
誰かの顔色をうかがって生きるより、正解かどうかはわからなくても、自分の心に正直でいたい。
そう思ったとき、少しだけ肩の荷が下りた気がしました。
40歳、無職、不安だらけ。
それでも、自分の人生を取り戻すなら、ここからだ。
そんな“ゼロ地点”に立った自分を、ようやく少しだけ肯定できた瞬間でした。
無職から情報発信へ。自分の価値を言葉にする
覚悟を決めたとはいえ、現実問題として「どうやって生活していくか」は大きな課題でした。
会社員の頃のように、毎月安定して給料が入ってくるわけではありません。
社会保障や有給なんてものも、もちろんない。
だからこそ、自分の力で稼ぐ手段を本気で考えなければなりませんでした。
そこで僕が目を向けたのが「情報発信」という手段でした。
パソコン操作にはある程度慣れていたし、文章を書くことも嫌いではなかった。
そして何より、自分のこれまでの経験を、誰かの役に立てられるかもしれないという思いがあったんです。
居酒屋でのアルバイト生活、ブラック企業での正社員経験、40歳での退職と無職。
社会から見れば“負け組”のように思われるかもしれないけれど、
そうした体験が、今まさに同じように悩んでいる誰かの支えになるかもしれない。
そんな気持ちで、noteやブログを通じて文章を書き始めました。
最初はまったく読まれなかったけど、それでも不思議と筆は止まりませんでした。
なぜなら、言葉にすることで、自分の気持ちが整理されていく感覚があったからです。
心の中のモヤモヤや、誰にも言えなかった本音を言葉に変えることで、自分自身が少しずつ救われていきました。
「自分には何の価値もない」と思っていたけど、
こうして発信を続ける中で、「こんな自分でも伝えられることがある」と思えるようになったんです。
フリーランスという働き方は、まだまだ不安定で、苦労の連続です。
でも、会社にいた頃のような“納得できない人生”ではなく、今は自分の意志で動いているという実感があります。
そして何よりも、「自分を生きている」と感じられるようになったこと。
それが、何よりも大きな収穫でした。
他人の評価より、自分の納得感を優先する
会社を辞めて無職になったあと、心の中で何度も揺れたのが「他人の目」でした。
「正社員として頑張るって言ってたのに、もう辞めたの?」
「40歳で無職?大丈夫なの?」
そんなふうに思われている気がして、居場所がなくなったような感覚になることもありました。
特に、お世話になっていた居酒屋の仲間や経営者には申し訳なさが強く、
「正社員になります」と笑顔で旅立ったはずの僕が、わずか2年で戻ってきたことが、何よりも情けなかったんです。
実際に、彼らに報告に行ったときは、やはりどこか冷たい視線を感じました。
でも、その瞬間、心の奥でこう思った自分がいました。
「それでも、僕は自分にウソをついていない」
会社に残って、周りの評価や体裁を守ることはできたかもしれない。
でも、納得できない働き方を続けて、自分の気持ちをごまかし続ける人生に、もう戻ることはできなかったんです。
もちろん、人からの評価を完全に無視するのは難しい。
だけど、最終的に向き合うべきは他人じゃなく、自分自身だと、今では心からそう思います。
誰かの期待に応えるために生きるのではなく、
自分が胸を張れる選択をすること。
それが、人生を少しずつでも前に進めるための鍵だと、僕はこの経験から学びました。
40代で人生を変えたいあなたへ伝えたいこと
「このままじゃダメだと思っているのに、なかなか動けない」
「でも、40代で仕事を辞めるのは怖すぎる」
——そんなふうに感じている人は、きっとあなただけじゃありません。
僕も、まさにそうでした。
無職になった直後は、不安と孤独で押しつぶされそうになり、
「やっぱり辞めなきゃよかったかも」と、何度も心が揺れました。
でも今、ハッキリと言えることがあります。
自分の人生を、自分の意思で選んだという“納得感”は、何よりも大きな力になる。
たとえお金がない日があっても、
たとえ誰かに否定されても、
「これが自分で選んだ人生だ」と思えるだけで、前に進むことができるんです。
40代は、もう若くはないかもしれない。
でも決して遅くもない。
むしろ、これまでの経験や苦しみを糧にして、「本当に自分らしい生き方」を始めるにはベストなタイミングです。
もし今、あなたが現状に悩み、人生を変えたいと感じているなら、
ほんの小さな一歩でも構いません。
その一歩が、きっと未来の自分を救ってくれます。
この文章が、あなたの背中を少しでもそっと押せたなら——
僕にとって、これ以上うれしいことはありません。