やりたいことがあるのに行動できないのはなぜ？初心者でも前に進めた“最初の一歩”

「やりたいことはある。でも行動できない」
そんなふうに感じたことはありませんか？

頭では「何か始めたい」「このままじゃダメだ」と分かっているのに、実際には何もできていない。
時間だけが過ぎていき、焦りと自己嫌悪だけが残っていく——。

かつての僕も、まさにそんな状態でした。
やりたいことは明確じゃないけど、今のままは嫌だ。
理想はあるのに、何から始めればいいのかわからない。
そんな“迷子の状態”から抜け出せず、ずっと足踏みをしていました。

でも、あるときふと気づいたんです。
「行動できないのは意志が弱いからじゃない」
「最初の一歩の踏み出し方を、知らなかっただけなんだ」と。

この記事では、何年も動けなかった僕が、どうやって最初の一歩を踏み出せたのかを、実体験をもとにお伝えします。

「やりたいけど動けない」——
そんなあなたの心が、少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。

第1章｜理想はある。でも何をすればいいのかがわからない

「もっと自由に働きたい」
「自分らしい人生を送りたい」
そんな理想は、ずっと前から頭の中にありました。

でも、いざ何かを始めようと思っても、手が止まる。
やりたいことはあるのに、「何から手をつければいいのか」が全く分からなかったんです。

僕は何度もネットで調べました。
「副業　初心者　始め方」
「やりたいこと　見つからない」
「ブログ　収益化　やり方」……。

いろんな情報に触れるたびに、「これならできるかも」と思うんです。
でも結局、どれも“やった気”になるだけで、行動にはつながらない。
知識ばかりが増えて、実際は一歩も進んでいない。
そのギャップに気づくたび、自分にガッカリしていました。

「自分には才能がないのかもしれない」
「結局、自分には無理なんだろうな」
気づけば、やる前から諦める癖がついていたんです。

でも、今ならはっきり言えます。
僕にやりたいことが“なかった”んじゃない。
「始め方がわからなかっただけ」だったんです。

第2章｜間違っていたのは「完璧な準備をしてから始めよう」としていたこと

当時の僕は、「しっかり準備してからじゃないと始めてはいけない」と思い込んでいました。

・もっと知識を身につけてから
・環境が整ってから
・時間やお金に余裕ができてから

そんなふうに、“準備が完璧になったら動こう”としていたんです。
でも、その「準備が整う日」はいつまで経っても来ませんでした。

本を読んで、動画を見て、SNSで成功している人の投稿を追いかけて…
頭の中にはどんどん情報が入ってくるのに、実際は何も行動していない。
インプットだけが続いて、「動けない自分」だけが残っていました。

今思えば、あの頃の僕は“行動できない理由”を正当化していたんだと思います。
「まだ始めるタイミングじゃない」「まだ早い」と、自分に言い聞かせていました。

でも、あるときふとこう思ったんです。
「準備が完璧になる日なんて、一生来ないんじゃないか？」

実際、どれだけ知識を詰め込んでも、不安は消えません。
やったことがないことに対して、不安になるのは当たり前。
だからこそ、本当に必要だったのは“行動してから学ぶ姿勢”だったんです。

完璧を目指して何も始められないより、
不完全でも動きながら考える方が、何倍も前に進める。

この気づきが、僕にとっての大きな転機になりました。

第3章｜僕が最初にやったのは、“たった5分の行動”だった

「よし、準備が完璧じゃなくてもやってみよう」
そう思えたのはよかったのですが――
実際に“何をやればいいのか”は、やっぱり分からないままでした。

大きな目標を立てると、プレッシャーがかかって動けなくなる。
何から手をつけても正解が分からず、また止まってしまう。
そんな僕がたどり着いたのは、「とにかく5分だけやってみよう」という方法でした。

たとえば、ブログを始めたいなら
→ 5分だけ、メモ帳に思いついたことを書いてみる。

副業に興味があるなら
→ 5分だけ、登録サイトを開いてみる。

たったそれだけです。
だけど、不思議なことに5分だけやろうと思って始めた行動が、10分、20分と自然に続くようになりました。

最初の5分がいちばん重い。
でも、その“最初の5分”を越えると、少しずつ流れが生まれるんです。

ここで大事なのは、「気合を入れないこと」。
やる気が出てから始めるのではなく、「やる気がなくても5分だけ手を動かす」。
このスタンスに変えたことで、僕はようやく“動ける人間”になれました。

完璧じゃなくていい。小さくていい。
でも、“実際に動くこと”が、何より大切だったんです。

第4章｜やりたいことに“正解の始め方”なんてなかった

当時の僕は、「一番正しい始め方」を必死に探していました。

ブログをやるにしても、副業を始めるにしても、
「まずは何をすればいいのか」「どの順番で進めれば失敗しないか」
そんな“完璧なルート”を求めて、情報ばかりを集めていたんです。

でも、現実はこうでした。
始め方に正解なんてない。人それぞれ、やり方もペースも違う。

成功者のやり方を真似しても、同じ結果になるとは限りません。
誰かの正解が、自分にとっての正解とは限らないからです。

それに、本当に大事だったのは“正しい順番”じゃなくて、
「今の自分が動ける形で始めること」でした。

たとえば、ブログを始めたいと思っても、いきなり収益化の方法を学ぶ必要はありません。
まずは1記事書いてみる。話はそれからでも遅くなかったんです。

副業にしても、最初から売上を出そうとしなくていい。
「やってみて、合うかどうかを試す」くらいの気持ちでよかった。

進みながら軌道修正していけばいい。
行動してみないと、自分に合っているかどうかすら分からないんだから。

だからこそ、僕はこう思うようになりました。

「悩む時間が長くなるほど、動く勇気は小さくなる」
「考え込む前に、小さくてもいいから一歩踏み出す」

動きながら学び、修正しながら前に進む。
それが、今の僕が選んだ“自分だけの正解”でした。

まとめ｜迷う時間が長かったあなたへ伝えたいこと

「やりたいことはある。でも何から始めればいいかわからない」
「行動したいのに、なぜか動けない」

そんなふうに悩んでいた時間が、僕には何年もありました。
情報を集めるだけで満足したり、完璧な準備にこだわって何も始められなかったり。
そして動けない自分を責めて、どんどん自信をなくしていく——
今思えば、それが一番もったいない時間でした。

でも、たった“5分だけでもやってみる”という小さな行動が、
すべての流れを変えてくれました。

行動のスタートラインは、思っているよりずっと低くていい。
「完璧じゃなくていい」「失敗してもいい」
そう思えたとき、初めて前に進めるようになったんです。

やりたいことに正解の始め方なんてありません。
あなたなりの「やりやすい一歩」でいいんです。

今、少しでも「動いてみようかな」と思えたなら、
それはすでに前に進んでいる証拠です。

迷ってばかりだった僕がそうだったように、
あなたも、“自分なりのペース”で前に進めばいい。

小さくても、自分で決めた一歩は、
きっとあなたの未来を変えてくれるはずです。