変わりたいのに動けない40代の僕が、人生を動かすために決意したこと
「このままじゃダメだ」
そう思いながらも、なかなか動けない——。
あなたも、そんな経験はありませんか?
僕は40代で会社を辞め、現在はフリーランスとして活動しています。
でも、そこに至るまでには長い時間がかかりました。
頭ではわかっているんです。
現状を変えたい、もっと自由な生き方をしたい。
でも、不安や恐怖が邪魔をして、行動できない。
自己啓発の本を読んでも、YouTubeを観ても、何も変わらない。
そんな自分に嫌気がさしていた頃、
ようやく僕は一つの答えにたどり着きました。
変わるために、まず必要だったのは——
「スキル」でも「知識」でもなく、“決意”することでした。
この記事では、変われなかった僕がどうやって最初の一歩を踏み出したのか、
そして「決意」がなぜ人生を動かす力になったのかを、実体験を交えてお伝えします。
第1章|「安定=幸せじゃない」と気づいた会社員時代
会社員として働いていた当時、僕は“安定”を手にしていました。
毎月の給料は決まっていて、ボーナスもある。
社会保険もあって、世間から見れば「ちゃんとした生活」だったと思います。
家族からも心配されないし、周囲からも安心して見られていたはずです。
けれど、心の中はいつも空っぽでした。
朝から晩まで働いても、やりがいを感じない。
成果はすべて上司の手柄。
指示通りに動くばかりで、自分の意思なんて通らない。
——そんな毎日に、だんだんと疲弊していきました。
とくにキツかったのは、価値観の違う上司との関係です。
「とにかく我慢」「若い頃はもっと厳しかった」といった昭和的な根性論ばかり。
そのたびに、「自分はなんのために働いてるんだろう?」という疑問が頭に浮かびました。
それでもすぐに辞める勇気なんてありませんでした。
「生活がある」「転職先が決まっていない」「家族に何て言えばいいのか」
そんな言い訳を並べては、毎日をなんとなくやり過ごしていたんです。
けれど、心の奥底ではずっとわかっていました。
このままここにいても、何も変わらない。むしろ、どんどん自分がすり減っていく。
あるときふと、10年後の自分を想像してみたんです。
その姿は、今よりもっと無気力で、夢も希望もないサラリーマン。
その未来を想像した瞬間、強烈な不安に襲われました。
「このままじゃ本当にダメだ」
そう強く思ったとき、ようやく僕は“変わる決意”と向き合うことになったのです。
第2章|“変わるためには決断が必要”だと気づいた瞬間
「いつか辞めよう」
「タイミングが来たら動こう」
そうやって何度も自分をごまかしながら、現実から目を背けてきました。
でも、そんな“いつか”なんて、結局ずっと来ないんですよね。
ある日、ふと将来の自分を想像したことがあります。
10年後、20年後も同じ職場で、同じストレスを抱えながら働いている——
その姿を思い浮かべた瞬間、心の底からゾッとしました。
「このままの人生で、本当にいいのか?」
その問いが、ずっと頭の中でぐるぐると回り続けました。
そしてついに、僕はこう思ったんです。
「変わるには、行動じゃなくて“決断”が必要なんだ」
怖いのは、リスクそのものじゃなかった。
怖かったのは、“自分で決める”という責任を取ることでした。
だから僕は、そのとき初めて自分の中で腹をくくったんです。
「辞めよう。もう我慢はやめよう」
「失敗しても後悔しても、それも含めて自分の人生だ」
決断をした瞬間、少しだけ心が軽くなったのを覚えています。
不安はなくなりませんでしたが、進む方向がはっきり見えた気がしました。
“決断”とは、逃げ道を断つこと。
そして、“自分で自分の人生に責任を持つ”という強い意思です。
この決断こそが、僕の人生を大きく動かす最初の一歩になりました。
第3章|最初にやった“たった1つのこと”は「決意」だった
よく「人生を変えたくて何をしたらいいかわからない」と相談を受けます。
でも、僕が最初にやったことは、資格の勉強でも、転職活動でも、副業スタートでもありませんでした。
“本気で決意すること”——それが、すべての始まりでした。
「絶対に稼ぐ」
「自分の力で生きていく」
「失敗しても、誰のせいにもせずに自己責任で受け止める」
その覚悟を、自分の中で強く固めたんです。
よくある“目標を紙に書く”とか“成功者の言葉を真似する”とか、そういうテクニックではなく、
もっと根本的な「腹をくくる」という行為。
決意を固めたことで、不安に飲み込まれずにすみました。
怖いのは当然。うまくいかないことも前提。
でも、「もう戻らない」と心を決めたことで、自然と行動が始まったんです。
人は“中途半端な状態”が一番苦しい。
辞めたいけど辞められない。変わりたいけど動けない。
この宙ぶらりんな状態こそが、もっとも消耗するんです。
だから、僕は決めました。
「やると決めたからには、最後までやる」
「成功するまで辞めない」
この決意があるかないかで、その後の動き方は大きく変わっていきました。
第4章|決意があったからこそ、フリーランスとして動き出せた
会社を辞めると決めてから、僕の人生は少しずつ動き始めました。
最初は本当に不安だらけでした。
何から始めればいいのかもわからない。
収入がゼロになる恐怖もありました。
でも、それでも前に進めたのは、あのときの**「決意」があったから**です。
自分で選んだ道だと腹をくくっていたからこそ、
「うまくいかなくても当然」「それも経験だ」と受け止めることができました。
他人に言われて始めたことなら、失敗すれば他人のせいにできるかもしれません。
でも、自分で選んだ道なら、全部自分の責任。
その分、ブレない軸ができるんです。
フリーランスとして活動しはじめた頃は、
当然うまくいかないことの連続でした。
でも、「絶対に稼ぐ」「成功するまでやる」という強い意志があったからこそ、
やり方を試行錯誤して、なんとか食いつなぎながら進んできました。
気がつけば、少しずつ仕事が入るようになり、
自分の力でお金を稼ぎ、生活できるようになっていたんです。
「自分の力で生きる」って、簡単じゃない。
でも、あのときの決意がなければ、今の自分は存在しません。
フリーランスとして自由に生きることができている今、
あの一歩を踏み出して本当によかったと心から思います。
まとめ|“決意すること”こそが、すべての始まりだった
振り返ってみると、僕が変わるために最初にやったことは、
何かを学ぶことでも、スキルを磨くことでもありませんでした。
「本気で決めること」——それがすべての始まりでした。
行動できない時期には、
「失敗が怖い」「生活が不安」「まだ準備が足りない」
そんな理由をいくらでも並べて、自分を正当化していました。
でも、本当のところは違ったんです。
ただ、“自分で決めていなかった”だけだった。
やると決めていなかったから、言い訳ができた。
本気じゃなかったから、動けなかった。
だからこそ、まず必要だったのは「決意」。
うまくいくかどうかなんて、わからなくていい。
失敗したって、自分の責任だと受け止めればいい。
その腹のくくり方こそが、人生を大きく動かす力になります。
もし今、あなたが「変わりたいけど動けない」と悩んでいるなら、
難しいことを始める前に、まずはこう問いかけてみてください。
「本気で、今の自分を変えたいと思っているか?」
「それを、自分の責任として引き受けられるか?」
変化の第一歩は、行動じゃなくて、決意から始まります。