【副業初心者向け】タイピングが得意だった僕がライターを始めた理由|文章に自信がなくてもできた第一歩
「副業でライターをやってみたいけど、文章に自信がない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、僕もまったく同じことを思っていました。
ライターなんて特別なスキルがある人だけの仕事だと思っていたし、
プロみたいな文章なんて自分には書けないと、最初は不安でいっぱいでした。
でも僕にはひとつだけ、人よりも少しだけ自信があることがありました。
それは「タイピングの速さ」です。
そしてもうひとつ、昔から「文章を書くのが嫌いじゃなかった」という気持ちもありました。
「好きなことを活かして、自宅でできる仕事があったらいいな」
そんな思いから、僕は副業としてライターに挑戦してみることにしたのです。
このブログでは、タイピングが得意なだけで始めた僕が、どのようにして副業ライターとしての一歩を踏み出したのかを実体験をもとにお伝えします。
未経験の方でも始められるヒントが詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
🔷第1章|タイピングが得意だった僕が、ライターに興味を持った理由
ライターという仕事に興味を持ったのは、
「自分でもできるかもしれない」と思えた、ある小さな得意があったからです。
それは、タイピングの速さでした。
子どものころからパソコンを触るのが好きで、気がつけばブラインドタッチも自然に覚えていました。
人よりもスムーズに文章が入力できることに、ちょっとした自信がありました。
さらに、僕は昔から文章を書くのが嫌いじゃなかったんです。
作文や日記もわりと楽しんで書いていたし、言葉を使って何かを表現することが、単純に好きでした。
そして、ある時ふと思ったんです。
「これって、仕事になるんじゃないか?」と。
家でできる仕事を探していた僕にとって、ライターはとても魅力的な選択肢でした。
時間と場所に縛られず、自分のペースで進められる。
スキルがあれば、在宅で稼げるチャンスもある。
文章の書き方を勉強して、スキルを磨けば、本当に仕事にできるかもしれない——。
そんな気持ちがふくらみ、僕は本格的に「ライター」という副業に興味を持つようになりました。
🔷第2章|文章を書くのが好きなだけでは通用しないと痛感した話
「タイピングが速くて、文章を書くのも好きなら、ライターに向いてるかもしれない」
そう思って副業ライターに挑戦し始めた僕でしたが、すぐに大きな壁にぶつかりました。
それは、文章が“伝わらない”という現実です。
好きなことを書くだけでは、相手には伝わらない。
読者にとって分かりやすく、読みやすく、興味を持ってもらえる文章を書くには、
ただ思いついたことを並べるだけではダメだということに気づいたのです。
タイピングが速くても、言葉の選び方や構成がズレていれば、読まれない。
「どうすれば、読み手が知りたい情報を的確に届けられるのか?」
この“伝える力”の重要性を、僕は痛感しました。
そこで、僕が最初にやったのは本で文章の基礎を学ぶことでした。
特に参考になったのが、大橋一慶さんの著書『セールスコピー大全』です。
この本には、「どういう順序で伝えれば読者が納得するのか」「どんな言葉を使えば行動につながるのか」など、
ただの“文章好き”では思いつかないようなプロの技術が、実践的にまとめられていました。
読むたびに、「ああ、自分の文章って“自己満足”だったんだな」と気づかされました。
そこから僕は、“書くこと”から“伝えること”へと意識を変えていったのです。
🔷第3章|ブログで実践しながら学んだこと
文章の書き方を本で学んでも、やっぱり「読んだだけ」では上達しませんでした。
インプットだけでは限界があると感じた僕は、アウトプットの場としてブログを立ち上げることにしました。
最初は「どんな記事を書けばいいのか」すら分かりませんでしたが、
とにかく思いついたテーマで記事を書き、少しずつ“読まれる文章”の型を意識していきました。
✅ タイトルにキーワードを入れてみる
✅ 読者の悩みを先に提示してから解決策を書く
✅ 改行や見出しで、読みやすいレイアウトにする
…といった基本を、自分なりに試しながら書き続けたんです。
特に意識していたのは、「とにかく書き切ること」。
最初は読み返すと恥ずかしいような文章も多かったですが、気にせず投稿し続けました。
書いた記事をあとで見直すと、「ここ、もっとこうすれば伝わりやすくなるな」と気づけることが増えていきました。
この“書いて、反省して、また書く”という繰り返しこそが、僕の文章力を少しずつ鍛えてくれたのだと思います。
そして、ブログに10記事ほど書いた頃。
「そろそろ誰かのために書いてみたい」と思うようになり、
ついにクラウドソーシングに登録する決意をしたのです。
🔷第4章|クラウドワークスで挑戦した初案件と意識したこと
ブログでの練習を重ね、「そろそろ誰かの役に立つ文章を書いてみたい」と思うようになった僕は、
ついにクラウドワークスというクラウドソーシングサービスに登録しました。
とはいえ、まだ自信があったわけではありません。
「文章力が足りなかったらどうしよう」「期待を裏切ったら申し訳ない」
そんな不安がずっと頭の中をぐるぐるしていました。
だから僕は、報酬の高い案件には手を出さず、一番安くて自分でも書けそうな案件から挑戦しました。
目的は“稼ぐこと”ではなく、まずは仕事の流れを体験してみること。
実際に応募してみると、クライアントとのやり取り、記事の納品、修正依頼など、
本を読むだけでは分からない“リアルな実務”がたくさんありました。
でもその一つひとつが、とてもいい学びになりました。
そして僕が、初めての案件で一番大切にしたことがあります。
それは、「納期を絶対に守る」ということです。
ネット上での仕事は、お互いに顔が見えないからこそ、
納期を守る=信頼につながると考えました。
たとえ自分の中で完璧と思える文章が書けていなくても、
約束した納期には必ず納品する。
そのうえで、もし修正依頼があれば誠実に対応する。
この姿勢を守ることで、少しずつ信頼を得られると感じました。
実際、最初の仕事では修正を求められました。
でもそれも貴重な学び。
クライアントが求めている文章と、自分が書いた文章のズレを知ることで、
「こうすればもっと伝わるんだ」と気づくことができました。
🔷第5章|月2000円でも得られた大きな価値と副業ライターのリアル
最初にクラウドワークスで受けた案件の報酬は、たった数百円。
その後いくつか案件をこなしても、月の収入は2,000円ほどでした。
金額だけを見れば、決して満足できるような数字ではありません。
コンビニで1〜2回多く買い物できる程度。
人によっては「そんなの意味あるの?」と思うかもしれません。
でも、僕にとってはこの2,000円がとても大きな意味を持っていました。
なぜなら、
✔ 自分のスキルで初めてお金を稼げた
✔ 誰かに「文章が役に立ちました」と言ってもらえた
✔ 信頼を得ながら、実績を積み重ねる感覚を得られた
からです。
「自分の書いた文章で、お金がもらえる」
この体験は、たとえ金額が小さくても、自分の中での自己肯定感を大きく引き上げてくれたのです。
副業ライターとしての道は、決して楽ではありません。
単価の安さ、時間と報酬のバランス、修正対応…
試行錯誤の繰り返しですが、それでも「自分でお金を生み出せた」という事実は揺るぎない自信になります。
僕はまだまだ駆け出しのライターですが、少しずつでも経験を積んで、
「文章を通じて誰かの役に立つ仕事」を続けていきたいと考えています。
🔚まとめ|好きなことから始めて、自分の力で収入を得る喜び
副業ライターを始めた理由は、「タイピングが得意だったから」という小さな自信でした。
でも、学び、実践し、信頼を積み重ねる中で、自分でも確かに“仕事”ができるんだと実感することができました。
月2,000円でも、それは確かな一歩。
誰にでもできることではありません。
何よりも、「やってみよう」と行動したことに、自分自身が救われた気がします。
これからライターに挑戦したい方へ、僕の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。