40代で趣味がない毎日を変える!“何をしても続かない人”のためのリスタート術

「毎日がつまらない」「やりたいことがない」「何をやっても続かない」
そんなふうに感じていませんか?

僕自身、40代に入ってから強く思うようになったんです。
昔はあんなに夢中になれたことがいくつもあったのに、今はなぜかどれにも気持ちが乗らない。体もなんとなく重たくて、やる気も出ない。仕事や生活のリズムに追われるうちに、気がつけば「趣味って何だっけ?」という状態になっていました。

周りを見れば、釣りやゴルフに出かける同世代の友人たち。楽しそうだなと思っても、どうしても自分にはしっくりこない。そもそも疲れているし、興味もわかないし、何より「新しいことを始めるのが億劫」なんです。

だからといって、何もしないとますます毎日が平坦で、味気なくなるばかり。
どこかに出かける気力もなく、スマホを眺めていたら1日が終わっていた――そんな日々を何度繰り返したことか。

でも、そんな僕でも「小さな行動」から少しずつ毎日を変えていくことができました。

この記事では、趣味もやる気もなかった僕が、少しずつ心と身体を取り戻していった“リスタート”の方法をお伝えします。
特別な才能や根性なんて必要ありません。必要なのは、ほんの少しの「やってみようかな」という気持ちだけです。

「何をしても続かない」と感じている人にこそ、読んでほしい。
そんな想いで、僕の体験をもとにまとめました。

趣味がない40代のリアルな現実


「40代って、こんなに時間も気力もないものなのか……」
そんなふうに思う瞬間が、僕にもありました。

20代・30代のころは、仕事が忙しくても、ちょっと無理をすれば趣味を楽しむ余裕もありました。学生時代に熱中していた水泳だって、時間を見つけて泳ぎに行くこともできた。体力にもまだ余裕があったから、運動することに苦痛を感じることも少なかったんです。

でも、40代になるとそうはいきません。

仕事の責任も増えて、家庭がある人は家のことでも時間が取られる。独身だとしても、体力や集中力の衰えはじわじわと実感してくる。
僕自身も、休日に「何かしよう」と思っても、気づけばスマホをいじって1日が終わっていることが多くなりました。

過去に楽しんでいた趣味に再チャレンジしようとしたこともありました。
たとえば、昔やっていた水泳にもう一度取り組もうと思ってプールに行ってみたんです。でも、当時のように体が動かない。すぐに疲れてしまい、「もういいや……」と気持ちが萎えてしまいました。

一度そうやって挫折すると、「どうせまた続かない」「やっても無駄だ」とネガティブな思考がどんどん膨らんでいきます。
やりたいことがない。
何かを始めても続かない。
だから、もう何もしたくない——。

こんな状態になると、何かを始める以前に、「行動する気力すら湧いてこない」というのが正直なところなんですよね。

そして何より怖いのは、こういう日々が“当たり前”になってしまうことです。
気がついたら何年も同じ日常を繰り返していて、「自分にはもう何もない」と感じてしまう。
僕も、そんな感覚に何度も襲われました。

でも、今思えば、それは“心も体も動かせていない状態”だったんだと思います。
何もしていないから、何も楽しくない。
何も動いていないから、変化がない。

そして、それを打破する最初の一歩は、“ほんの小さな行動”でした。

何をしても続かない僕が変わったきっかけ


何かを始めても続かない——。
僕自身、ずっとその繰り返しでした。

過去にはジムにも通いました。最初はやる気に満ちていたんですが、次第に「今日は疲れてるから…」「天気が悪いし…」と理由をつけて行かなくなり、半年で退会。

バドミントンサークルにも参加してみましたが、周囲の年齢層が若く、会話のノリについていけずにギャップを感じ、数回で足が遠のきました。

近所を散歩しようと決めた日もありましたが、雨が降ったり、気分が乗らなかったりで続かず。「やっぱり自分には無理だな」と自己嫌悪になって、何をするにも億劫になっていったんです。

そんな僕が変わるきっかけになったのは、仕事のスタイルが変わって時間に余裕ができたことでした。
会社員を辞めてフリーランスのライターになったことで、1日の使い方を自分で決められるようになったんです。

でも、それは同時に「引きこもりになってしまう危険性」と隣り合わせでもありました。
部屋にこもって黙々と文章を書き続ける生活。
誰にも会わず、外にも出ず、ほとんど身体も動かさない日々。

「このままじゃダメだ」と本気で思いました。

そこで僕は、自分の“好き”と“必要”を掛け合わせることにしました。
それが、「運動×ランチ」という新しい習慣です。

もともと僕は食べ歩きが好きで、美味しいものを食べに行くのが楽しみでした。
だから、車で少し離れた評判の良い飲食店に行ってランチを楽しみ、ついでにその周辺を30分ほど散歩するというスタイルを取り入れたんです。

無理に運動だけをしようとすると続かなかったけど、好きなことと組み合わせると自然と行動できた。
散歩のついでに景色を眺めたり、新しい街の空気を感じたりするだけでも気分転換になります。

さらに、家にいるときには1日10分の簡単な運動を取り入れることにしました。
最初は「めんどくさいな」と感じていたんですが、
やってみると軽く汗が出て、「なんか今日は少し頑張ったな」と自分を褒めたくなる気持ちが湧いてきたんです。

それが、僕にとっての小さな成功体験でした。

「ちゃんとやれた」「続けられた」「ちょっと気分がいい」
この感覚が、もう一歩、次の一歩を踏み出す原動力になりました。

行動を続けるための“現実的な工夫”


「やってみたけど、やっぱり続かなかった」
そんな経験がある人は多いと思います。
僕もそうでした。だからこそ、続けるためには“気合い”より“仕組み”が必要だと痛感したんです。

ポイントは、最初から高い目標を設定しないこと。
例えば、「毎日ランニングを30分」とか、「週3でジム通い」なんてハードルを設定すると、最初は頑張れても、そのうち疲れてやめてしまう。
やめてしまうと、自分を責めて、自己嫌悪になって、「どうせ俺は続かない人間だ」と思ってしまう……これが一番の落とし穴です。

だから、僕が取り入れたのは、“10分運動”というゆるい習慣でした。

やることもシンプルです。
部屋でそのままできる、ストレッチや軽い筋トレ。

  • 1分間足踏み(腿上げ)
  • スクワット10~20回(壁に手をついて)
  • 膝つき腕立て10~20回
  • 腹式呼吸(ドローイン)
  • 軽い前屈・背伸びでストレッチ

10分程度のこの運動を終えたとき、最初は「まあ、やっただけでもマシか」くらいの感覚でした。
でも続けていくと、じんわり汗が出て、「今日もちょっとだけ頑張れたな」という小さな充実感を味わえるようになりました。

この“ちょっとした達成感”が、とても大事なんです。

最初から完璧を目指す必要なんてありません。
むしろ、「やる気がない日でもできる内容」にすることがコツです。
僕は、布団の上でもできるストレッチから始めたこともあります。
それでも「今日も動けた」という実感が、自分の中の“自信の火種”になりました。

さらに、趣味を“楽しむこと”にハードルを感じる人には、他人と比べないことも大切です。

たとえば、周りが釣りやゴルフを楽しんでいても、自分には合わないと感じるなら、それでOK。
僕も釣りは好きでしたが、料理をやっていたこともあって、釣った魚の締め方や保存の仕方まで気になってしまい、楽しむより疲れてしまったことがあります。

趣味は“成果”を出すためのものではなく、“自分が楽しめる時間”であればそれでいい。
他人に理解されなくても、自分が少しでもリフレッシュできるなら、それは立派な趣味です。

趣味がなくても動き出せる“きっかけの見つけ方”


「何かを始めたいけど、やりたいことが思いつかない」
「そもそも趣味がないから、何をすればいいのかわからない」

そんな悩みを抱えている人も多いと思います。
でも、僕はこう思うんです。
趣味がないんじゃなくて、“楽しみ方を忘れてしまっている”だけかもしれない。

40代にもなると、人生経験を積んできたぶん、「どうせ続かない」「昔みたいにできない」と先回りして諦めてしまいがちです。
でも本当に必要なのは、「うまくやろう」とか「続けなきゃ」と思わないこと。
ただ、“ちょっと気になること”に、気軽に手を伸ばしてみる勇気です。

たとえば僕の場合、最近気になっているのはダーツです。
若い頃にバスケをやっていて、3ポイントシュートが得意だったこともあり、的を狙って当てる感覚が好きなんです。
バスケほど激しい運動ではないけれど、集中力を使うし、ゲーム感覚もある。
「やってみたいな」と思ったら、まずは一人で気軽に行ってみようと思っています。

こんなふうに、“過去に好きだったこと”から連想して、新しいことに興味を持つのもアリです。

また、体を動かすのがしんどいなら、「観る」趣味から始めてもいいと思います。

僕は最近、バスケットボールのBリーグを観戦するようになりました。
プロの選手たちが真剣勝負している姿を見ると、自分まで元気をもらえるんです。
「また頑張ろう」って、自然に思える。
もし野球やサッカーの経験がある人なら、観戦からサポーターになるのもひとつのきっかけになります。

そこから「誰かと一緒に応援したい」と思えば、自然と人との関わりも増えていきます。
趣味は、行動のきっかけにも、人間関係を広げるきっかけにもなるんです。

さらに言えば、最初のきっかけは“義務感”でもかまいません。
僕のように「運動しなきゃ」「このままじゃダメだ」という焦りから始めても、
小さな達成感を積み重ねることで、「やりたい」気持ちに変わっていくことがあります。

まずは、10分だけ動いてみるちょっと出かけてみる1つだけ検索してみる
それだけで、止まっていた毎日に、ほんの少し“流れ”が戻ってきます。

趣味がない人生を変える“最大のコツ”


ここまで、僕自身の実体験をもとに、
「何をしても続かない」「趣味が見つからない」
そんな40代のリアルな悩みに寄り添ってきました。

でも最後に伝えたいのは、
**趣味は、見つけるものではなく、“つくっていくもの”**だということです。

多くの人が、
「自分に合った趣味ってなんだろう?」
「続けられるものが見つからない」と悩みます。
でも、趣味って最初から“合う・続く・楽しい”ものとは限りません。

少しやってみて、ちょっとだけ面白いなと思う。
数日おいて、またやってみたくなる。
そんなふうにして、徐々に“自分の趣味”になっていくんだと思います。

そして、そのプロセスの中で大切なのは、完璧主義を手放すこと。

「続かなきゃ意味がない」
「やるならちゃんとやらなきゃ」
そんなふうに思ってしまうから、趣味に対してもプレッシャーを感じてしまう。

でも本来、趣味は“楽しむため”のもの。
人に自慢できなくても、成果が出なくても、
自分の心が少しでも動いたなら、それはもう立派な趣味です。

だから、まずは小さな一歩でいいんです。
僕のように、10分の運動から始めてもいいし、
食べ歩きついでの散歩でもいい。
テレビで観戦してみるだけでもいい。

大切なのは、「ちょっとやってみようかな」と思ったときに、ほんの少し動いてみること。

もしそれが合わなければ、やめてしまっても構いません。
また別のことをやってみればいいだけの話です。
その繰り返しのなかで、自分に合った“楽しいこと”に出会える日が、きっとやってきます。

40代というのは、まだまだこれからの人生の中盤戦。
自分を諦めるには、早すぎます。

どうか、あなたも“今日できる小さな一歩”から始めてみてください。
きっと、そこから何かが変わり始めます。

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