ドタキャンが続いたときの対処法|信頼を裏切る人と距離を置くべき理由

「ごめん、やっぱり今日は無理…」

そんなメッセージが、また今日も届きました。
約束の当日になって突然キャンセルされる——いわゆる「ドタキャン」。
一度ならまだしも、何度も繰り返されると、さすがにこちらの心がすり減っていきますよね。

私も過去に、知人女性5人から連続して“体調不良”を理由にドタキャンされた経験があります。
それも、すべて当日。
準備を整えて出かける寸前にキャンセルの連絡が来て、楽しみにしていた休日が何度も無駄になりました。

初めのうちは「体調が悪いなら仕方ない」と自分を納得させていましたが、
5人続けて同じような展開が起こると、さすがに疑問が湧いてきます。

「本当に体調不良なのか?」
「自分は軽く扱われているんじゃないか?」

この記事では、ドタキャンが続いたときに感じた不信感や、その後私が選んだ“人間関係の見直し方”について実体験をもとにお話しします。

  • ドタキャンする人の心理とは?
  • なぜ繰り返されるのか?
  • 信頼を築くうえで、どこに線を引くべきか?
  • そして、どう対処すれば心を守れるのか?

人間関係で傷ついたことがある方、自分の時間を大切にしたいと考えている方にとって、少しでもヒントになる内容をお届けできればと思います。

5人連続でドタキャンされた私の実体験

私が人間関係を見直すようになったきっかけは、ある出来事が連続して起こったことにあります。
それは、知人女性との約束を5回連続で“体調不良”を理由にドタキャンされたことでした。

相手はマッチングアプリで出会ったような一見の関係ではありません。
何度も会話を交わし、連絡先を交換し、それなりに信頼関係が築けていると思っていた女性たちです。

約束はどれもプライベートなもので、「今度ご飯でも行こう」「ゆっくり話そう」といった流れから決まったものでした。
当日はスケジュールを調整し、朝から髪を整え、服装も選び、身支度をしてから出かける準備をしていました。

しかし、決まって連絡が入るのは待ち合わせの直前

「ごめん、今日体調が悪くなっちゃって行けなくなった…」

最初のうちは、「体調なら仕方ないよ」と気遣いの返信をしていました。
ただ、それが2人目、3人目、4人目…と続いていくうちに、私は不安と疑問を感じ始めました。

しかも、ある女性は一度ドタキャンした後、自分から再び誘ってきたのですが、
その再会の予定も当日になって「やっぱり体調が悪い」と言ってキャンセルされました。

あまりに同じパターンが続くので、さすがに理由を尋ねてみたところ、こんな返事が返ってきたのです。

「体が元気な人はいいよね!」

正直、このとき私はショックというよりも、静かに怒りがこみ上げてきました。

誠意を持ってやりとりを重ねてきたつもりでしたし、相手の体調を気遣う言葉もかけてきました。
にもかかわらず、まるでこちらが悪いかのような言い方をされてしまい、「この人とはもう関われない」と心の底から思ったのです。

この経験を通じて、私はひとつの結論に至りました。

「約束を軽んじる人とは、付き合う必要はない」

そして、「信頼」とは言葉ではなく行動で示されるものであり、誠意が感じられない人とは距離を取るべきだと強く思うようになりました。

なぜドタキャンは“ただの予定変更”で済まされないのか

「体調不良なんだから仕方ないじゃん」
「急に行けなくなることなんて、誰にでもあるでしょ?」

たしかにそう思う人もいるかもしれません。
もちろん、本当に体調が悪ければ無理をするべきではありませんし、予期せぬ体調不良が起きるのも理解できます。

でも、それが何度も繰り返されると話は別です。

こちらは予定を空け、身支度を整え、気持ちも準備して当日を迎えているわけです。
それが、待ち合わせ直前の「やっぱり無理」という一言で簡単に終わる。
しかもLINE一通で済まされてしまう。

ドタキャンというのは、ただ予定が変わったという問題ではありません
約束に向けて準備をしてきた「時間」や「気持ち」、そして何より「信頼」を裏切られる行為でもあるのです。

私は若い頃、逆の立場で同じようなことをした経験があります。
軽い気持ちで「今日は体調が悪いから」と約束を断ったこともありました。

でも、そのときに相手ががっかりした表情を見たとき、心のどこかで罪悪感のようなものを感じたのを覚えています。

「ああ、自分は相手の時間と気持ちを軽く見ていたんだな」

そのときから、私は「約束はなるべく守る」「どうしても守れないときは誠意をもって伝える」ことを自分の中のルールにしました。

しかし、今回のように5人連続で「体調不良による当日ドタキャン」が起きたとき、
そこには誠意も、信頼も、相手を思いやる気持ちも感じられませんでした

もし本当に体調が悪いのであれば、前日の段階で連絡することもできたはずです。
あるいは、「楽しみにしていたのに本当にごめんね」と一言添えるだけでも、受け手の気持ちは変わります。

でも、それが一切ない。
それが繰り返される。

この時点で、私は確信しました。

「これは、“体調不良”を理由にした単なる断り文句なんだ」と。

信頼関係を築くために必要な“線引き”とは

人間関係において、私たちはつい「相手に合わせることが大事」だと考えがちです。
特に、恋愛や対人関係では「相手を受け入れる余裕が大人の対応」と捉える人も多いでしょう。

でも、実際には受け入れすぎることで信頼が壊れていくケースもあると、私は今回の経験で痛感しました。

私自身、過去には「相手にも事情がある」「ドタキャンくらいは仕方ない」と思って、自分の感情を抑え込んできました。
それでも何度も繰り返される中で、自分だけが我慢していることに気づいたのです。

そして、ある女性に理由をたずねたときに返ってきた

「体が元気な人はいいよね!」

という一言。
その言葉を聞いたとき、私ははっきりと悟りました。

「この人は、自分がドタキャンすることで相手がどう感じるかなんて、考えていない」

信頼関係というのは、相手の立場や気持ちを想像することから始まると思います。
それができない人と関係を続けても、結局どこかでこちらが傷つくことになる。

だから私は、人間関係にも“線引き”が必要だと強く思うようになりました。

  • 約束を何度も軽く扱う人とは距離を置く
  • 誠意のない対応をされ続けたら、自分の気持ちを優先する
  • 相手の都合ばかりを受け入れる関係にしない

この線引きを持つようになってから、私は少しずつ気持ちが楽になりました。
そして、自分自身の時間やエネルギーを、本当に信頼できる人に使おうと思えるようになったのです。

ドタキャンを繰り返す人と距離を置くことは、自分を大切にする選択

「人を簡単に切るなんて冷たい」
「少し大目に見てあげればいいじゃないか」

そう思う人もいるかもしれません。
たしかに、他人に対して思いやりを持つことはとても大切です。
でも、それが一方的な我慢や自己犠牲になっているとしたら、話は別です。

私たちには、自分の気持ちや時間を守る権利があります。
どれだけ相手を思いやっても、誠意のない対応が続けば、こちらの心は確実にすり減っていきます。

人間関係というのは本来、お互いを大切に思い合うことで成り立つものです。
片方だけが気を遣い、もう一方が好き勝手に振る舞うような関係は、バランスが崩れていて当然長続きしません。

ドタキャンを何度もされるたびに、
「どうして自分だけこんな思いをするんだろう」
「自分の価値って、こんなに軽いのかな」と、無意識に自己否定に繋がってしまうことすらあります。

でも、そんなふうに思う必要はありません。
むしろ、そういう相手からは距離を置いていいんです

それは決して「仕返し」ではなく、「自分を大切にするための選択」です。

誠意を持って約束を交わし、相手のことを思いやれる人との関係は、きっとあなたの人生を心地よくしてくれます。
逆に、信頼を裏切るような行動を平気でする人と関わり続けても、得られるものはほとんどありません。

まとめ:人間関係を見直す勇気が、心を守ってくれる

ドタキャンが続いたとき、私が気づいたのは「人との距離を見直すことの大切さ」でした。

  • 何度も裏切られるなら、その関係は見直していい
  • 自分の時間や気持ちを雑に扱う人からは離れていい
  • 信頼とは、行動でしか築けないものだということ

もし、今この記事を読んでいるあなたが、
同じように何度もドタキャンされて傷ついているのだとしたら、
一度その関係を冷静に見つめ直してみてください。

あなたの時間は貴重で、あなたの気持ちは軽く扱われるものではありません。
誠意ある人との関係を大切にしながら、自分を守れる選択をしていきましょう。

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