「実家暮らし×フリーランス」でも人生はやり直せる!40代独身男性がゼロから立て直した体験談

「40代で実家暮らし、独身、そしてフリーランス——自分でも“終わってるかも”と思っていました。」

世間的に見ると、実家に住み続けている独身の男性って、少し肩身が狭いイメージがあるかもしれません。
とくに40代にもなると、「もう手遅れなんじゃないか」「このまま人生が終わるのかな」なんて不安が頭をよぎることもあると思います。

実は、かつてのボクもそうでした。

会社を辞め、将来の見通しも立たないまま、気づけばフリーランスとして細々と働く日々。
周囲の友人たちは結婚し、子どもができて、家を建てている。
そんな姿をSNSで見かけるたびに、劣等感や焦りを感じることも少なくありませんでした。

でも、そんな“何もない自分”を否定することをやめたときから、少しずつ人生が変わっていったんです。

この記事では、40代独身・実家暮らしのボクが、どのようにしてフリーランスという働き方を選び、ゼロから人生を立て直していったのか。
そのリアルな体験談をお届けします。

「このままでいいのかな…」と悩んでいる方にとって、少しでもヒントや勇気になるような内容になれば嬉しいです。

40代で実家暮らしの現実を受け入れたとき、人生が少しずつ動き出した

フリーランスとして働きながら、実家で暮らしている。
40代の独身男性がそう語ると、どこかネガティブに捉えられることが多い気がします。

実際、ボク自身も当時は「このままじゃダメだ」「何か変えなきゃ」と、ずっと焦っていました。
でも、何をどう変えたらいいのかもわからず、ただ毎日が過ぎていく。
そんなふうに、心だけが空回りしていた時期がありました。

同世代の友人たちは、家庭を持ち、子どもがいて、立派に家を建てていたりする。
そういう話を聞くたびに、「自分は何をやってるんだろう」と落ち込んでばかりでした。

SNSを見ても、キラキラした生活やキャリアアップの投稿が目に入ってくる。
見るたびにモヤモヤした気持ちになり、スマホを閉じる日も増えていきました。

でも、ある日ふと「ないもの」ばかりに目を向けていた自分に気づいたんです。

たしかに、結婚もしていないし、貯金も少ない。
けれど、実家という安心できる住まいがあり、毎日ご飯を食べられて、健康な体もある。
何より、“まだ生きている”。

そう思えたとき、「まずは今の自分を受け入れてみよう」と思えるようになりました。

現実を否定するのではなく、今あるものに感謝して、そこからできることを少しずつ始めていく。
それが、人生を立て直す最初の一歩になったのです。

40代・独身・実家暮らしの自分が選んだ「フリーランス」という働き方

「このまま年齢だけを重ねて、何も変わらなかったら…」
そんな不安を感じていた頃、ボクはフリーランスという働き方に出会いました。

もともとパソコンを使った作業は好きだったし、文章を書くのも苦ではありませんでした。
でもそれまでは、そんなスキルでお金を稼げるなんて思ってもいなかったんです。

とはいえ、正社員として再就職する気持ちにもなれませんでした。
精神的に疲れていたし、「もう一度会社に入るのはちょっと違うかもしれない」と感じていたんです。

そんなときに知ったのが、クラウドソーシングやWebライティングの仕事。
「とりあえずやってみよう」と思って、小さな案件に応募してみたのが最初の一歩でした。

最初からうまくいったわけではありません。
単価も低いし、書いても誰にも読まれない日々が続きました。
それでも、実家暮らしという安心感があったからこそ、リスクを抑えながら挑戦を続けられたんだと思います。

少しずつ実績がたまり、少しずつ収入も上がっていく。
その流れの中で、「会社に依存しなくても、自分の力で生きていくことは可能かもしれない」と思えるようになっていきました。

40代での再出発に、フリーランスという働き方はぴったりだったと、今では感じています。

実家暮らしは「甘え」じゃない。40代フリーランスにとって最大のセーフティネットだった

実家暮らしと聞くと、「自立していない」とか「甘えてる」といった印象を持たれることがあります。
特に40代独身の男性が実家に住んでいるとなると、世間の目は少し厳しく感じるかもしれません。

実際、ボクもそう思われるのが怖くて、どこかで劣等感を抱いていました。

でも、フリーランスという不安定な働き方を選んだ今だからこそ、実家という存在がどれほど大きな支えだったかを痛感しています。

たとえば、毎月の家賃や生活費がかからない分、収入が安定しない時期も大きなリスクを取らずに続けてこれました。
さらに、誰かと同じ空間にいること自体が、想像以上にメンタル面の安心材料になることもあります。

ご飯の匂いや、家族の声、ちょっとした会話。
「1人じゃない」という感覚があるだけで、孤独感がかなり軽くなるんですよね。

もちろん、ずっと実家にいることが正解というわけではありません。
でも、自分の人生の立て直し期間として考えれば、実家暮らしは“甘え”ではなく“戦略”だと今では思っています。

周りの声や世間体を気にしすぎず、「今の自分にとって最適な環境」を選ぶことが、再出発には欠かせないポイントなのかもしれません。

フリーランス生活の現実。40代から続けるために必要だった3つのこと

フリーランスと聞くと、「自由で気楽そう」と思う人も多いかもしれません。
実際、会社のルールや通勤のストレスがないのは大きなメリットです。

でも、実際にやってみると、自由の裏には「すべて自己責任」という現実がありました。

特に始めたばかりの頃は、仕事が安定せず、収入ゼロの月も経験しました。
「本当にこのままで大丈夫なのかな」と不安になることもありました。

そんな中でも、続けてこられた理由は大きく3つあります。


①完璧を求めすぎない

最初のうちは「もっと良いものを書かなきゃ」「ちゃんと整えてから出そう」と、時間ばかりかかってしまっていました。
でも、それだと全然前に進めないんですよね。

「とりあえず出す」「まずはやってみる」
この考え方に切り替えてから、ようやく手が動くようになりました。完璧じゃなくていい。出しながら修正していけばいい。それが大きな前進でした。


②生活リズムを整える

会社員時代と違って、フリーランスには出勤時間がありません。
だからこそ、自分で生活のリズムを整えないと、どんどん生活が崩れていきます。

ボクは朝起きる時間を決めて、午前中は作業、午後は運動や読書など、ある程度ルールをつくることで、心も身体も安定していきました。


③続けることを最優先にする

結果が出なくても、自信がなくても、とにかく「続ける」こと。
フリーランスで生きていくには、この姿勢が何より大切だと実感しています。

アクセスが少ない日も、収入が落ち込んだ月もありました。
でも、やめなければ、どこかで“つながる”瞬間が来るんです。


フリーランス生活に派手さはありませんが、続けたからこそ見える景色がある
40代からでも、自分のペースで働く道は、確かにあります。

【まとめ】40代・実家暮らし・独身でも、人生はやり直せる

40代になって、独身で、実家暮らしで、フリーランス——
「何も持っていない自分」に対して、かつてのボクは強い劣等感を抱いていました。

でも、環境や肩書きではなく、今の自分が何を選び、どう生きるかを大切にするようになってから、少しずつ心が軽くなっていきました。

実家暮らしは甘えじゃない。むしろ、自分を立て直すための大きな支えになります。
フリーランスも不安定ですが、自分のペースで働ける自由があります。
そして、40代からでも、自分の人生を立て直すことは可能です。

今、もし「このままでいいのかな」「もう手遅れかもしれない」と思っている人がいたら、伝えたいです。

人生は、何度でもやり直せます。

焦らなくてもいい。
他人と比べなくていい。
自分のペースで、一歩ずつ進めばいい。

ボクのように、ゼロからでも人生を再スタートできる人はたくさんいます。
あなたの今の環境も、見方を変えれば立派な「スタート地点」かもしれません。

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