本当の意味で「自分を大切にする」とは？優しすぎる人が心を守るために必要なこと
ヒロ「もっと自分を大切にしてね」
そんな言葉をかけられた経験はありませんか？
でも実際には、自分を大切にする方法がわからず、無理をして人に尽くしてしまう人も多いのではないでしょうか。
特に優しい人ほど、周囲の期待に応えようとして、いつの間にか心も体もすり減らしてしまうことがあります。
この記事では、過去に“優しすぎる自分”を見失っていた筆者が、実体験を通して気づいた「本当の意味で自分を大切にする方法」について、具体的にお伝えしていきます。
困っている人を助け続けた日々が教えてくれたこと
筆者はかつて、職場や私生活で「頼まれたら断れない人」でした。
- 困っている人を見たら助ける
- 頼まれごとは断らない
- 周囲の目を気にして迷惑をかけないように生きる
そんな“良い人”として振る舞うことが当たり前になっていたのです。
でも、次第に違和感を抱くようになります。
「なぜ、こんなに頑張っているのに報われないんだろう？」
「どうして感謝されず、どんどん要求だけが増えていくんだろう？」
そう思いながらも、「ボクが頑張り足りないのかもしれない」と、自分を責めていました。
“優しさを利用する人”の存在に気づいた瞬間
ある日、心理学の本で「テイカー（Taker）」という言葉を知りました。
テイカーとは、他人の優しさに依存して、自分の利益だけを求める人のことです。
彼らは感謝もせず、頼みごとが通らないと不機嫌になり、相手を操作しようとする傾向があります。
筆者はまさに、そのテイカーに利用されていたことに気づきました。
- 頼まれごとが断れない
- 仕事を押しつけられる
- プライベートまで侵食される
そんな日々の中で、心がすり減り、ついに限界を迎えたのです。
自分を大切にするために実践した3つの行動
ここからは、筆者が「自分を大切にする」ために実践して効果を感じた3つの具体的な対処法をご紹介します。
① 相手の言動を冷静に観察する
誰かに助けを求められたとき、まずはその人の本気度や誠実さを見るようにしました。
- 本当に困っているのか？
- 周囲の信頼を得ている人か？
- 感謝や配慮の言葉があるか？
このようなポイントを意識して観察することで、自分を一方的に利用しようとする人を見抜きやすくなります。
② はっきり断る勇気を持つ
断ることは、決して冷たいことではありません。
むしろ、自分の時間や心を守るために必要な選択肢です。
最初は「嫌われたらどうしよう」と不安になるかもしれません。
でも、自分を大切にできないと、本当に大切にすべき人にも優しくできなくなってしまいます。
- 「今は手一杯なのでできません」
- 「申し訳ないですが、お引き受けできません」
シンプルでも誠実な断り方を覚えることで、ムダなストレスを防ぐことができます。
③ 境界線を引いて、適度な距離を保つ
「自分を大切にする」とは、必要以上に人と近づきすぎない勇気を持つことでもあります。
しつこく頼みごとをしてくる人とは、最初から距離を置くことが重要です。
- 距離を置く
- LINEなどの連絡手段を減らす
- 不要な接触を避ける
これにより、心の平穏が保たれ、安心できる人間関係だけが残るようになっていきます。
自分を大切にすることが人生の土台になる
自分を大切にできるようになると、心に余裕が生まれ、人間関係が穏やかになります。
以前は「相手の期待に応えなきゃ」と気を張り続けていましたが、今では必要以上に緊張せずに人と接することができるようになりました。
また、自分に優しくできる人は、他人にも自然と優しくなれます。
これは心理学的にも「返報性の法則」と呼ばれており、良い関係が循環していく効果があります。
まとめ｜あなたはどんな自分を大切にしたいですか？
最後に、もう一度問いかけます。
あなたは、どんな自分を大切にしてあげたいですか？
- 頑張り続けている自分
- 我慢して笑っている自分
- 周囲に振り回されて苦しんでいる自分
どの自分も、あなたの一部です。
まずは「自分の感情」に気づいてあげることから始めてください。
ゆっくりで大丈夫。
少しずつ、自分の人生を“自分のもの”にしていきましょう。
